当社の子会社、横浜ハイデックスの米国現地法人であるYH America, Inc.（ケンタッキー州）が、7月からウィンドシールド・シーラント（自動車用窓枠シーリング材）の生産販売を開始しました。新工場は今年1月に完成、2月から試作、6月には量産体制に入っていました。新工場の生産能力は約2,500トン／年で、2000年には1,100万ドルの売上を計画しています。
　当社はこれまで、米国の「モートン・インターナショナル」との合弁会社である「モートン・ヨコハマ」でウィンドシールド・シーラントの生産を行ってきました。しかし、さらに事業規模の拡大を図るため独自の生産拠点設立を計画、昨年6月に「モートン・インターナショナル」との間で、合弁会社を今年6月に解消することで合意していました。
　この合意に基づき、YH Americaの敷地内に新工場を建設、同社の新規事業として運営することを計画し、約1年かけて準備を進めてきました。YH Americaでのウィンドシールド・シーラントの生産販売事業を計画したのは、商品の販売先がほぼ同じであり、既存の工場ユーティリティー、管理・運営組織なども共用できるため、効率的な事業運営が図れると判断したためです。
　1989年に設立されたYH Americaは、ホース金具の生産及びホースと金具の組み立てをする会社です。当社や、当社の米国子会社の「SAS Rubber」から自動車用エアコン・パワーステアリングホースの供給を受け、これに金具を組み付けて日系自動車メーカーを中心に納入しています。