ニュースリリース

横浜ゴム、欧州トラックメーカー・スカニア社に新車納入

トラック・バス用タイヤでは欧州初

2000年09月01日

  • タイヤ関連

横浜ゴム(株)(社長:冨永靖雄)はスウェーデンの大手トラックメーカー・スカニア社にトラック用タイヤを新車納入する。スカニア社の英国向け出荷ヘビートラック車両154台分として、ステアリングアクスル用の「295/80R22.5 RY023」とドライビングアスクル用の「295/80R22.5 TY303」の2種合計約1,000本を、9月までに同社オランダ工場に納入する。横浜ゴムが欧州でトラック・バス用分野のタイヤを新車納入するのは今回が初めて。
スカニア社(The Scania Group)は、1999年度の売上高が約48億ドルにのぼり、大型トラック(ヘビートラック)業界では欧州第2位、世界第5位の大手トラックメーカー。今回、横浜ゴムのトラック・バス用タイヤが新車装着されるのは、同社の英国大手ユーザーであるテスコ社(TESCO:大型小売会社)の要請によるもの。テスコ社は約2年にわたってヨコハマタイヤを使用した結果、コストパフォーマンスが優れることを高く評価し、同社購入車両へのヨコハマタイヤ装着をスカニア社に要望していた。
横浜ゴムのトラック・バス用タイヤは世界的に高い評価を得ている。国際タイヤ・ゴム協会(ITRA:International Tire and Rubber Association)が今年6月に発表した第12回トラック用タイヤ更生性能調査で、ヨコハマタイヤは第4位にランクされている。現在、横浜ゴムのトラック・バス用タイヤの市販用市場シェアは米国、中東で約5%に達している。
横浜ゴムは欧州において、EC域内7カ国にある販売会社や10社を超す代理店を通じ販売活動を展開しており、乗用車用タイヤでは市販用市場シェア約2%を獲得し、新車納入も行っている。トラック・バス用タイヤについては、1990年代半ばから本格的に市販市場に参入し、1999年度の年間販売本数は約110,000本に達している。今回のスカニア社新車納入を契機に、今後さらにトラック・バス用タイヤの販売増をめざす。

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