横浜ゴム（株）（社長：冨永靖雄）はトラック・バス用のオールシーズンスタッドレスタイヤ「SY397」を7月24日から発売する。同商品は昨冬に非積雪地区でモニター販売を行い、今冬は北海道、東北、北陸地区に販売エリアを拡大する。発売サイズはチューブレスタイプが225/80R17.5～295/80R22.5の10サイズ、チューブタイプが7.50R16～11.00R20の6サイズで計16サイズ。価格はオープンプライス。
「SY397」は摩耗率に応じてパターンを変化させることにより、季節によって異なるさまざまな路面状況に対応するスタッドレスタイヤ。冬期（新品時）のスタッドレスパターンでは氷雪上での制動性・駆動性を向上させ、春から梅雨（摩耗率50％）にかけてのオールシーズンパターンでは濡れた路面での走行に対応し、高いウェットグリップを実現。夏以降（摩耗率60％以上）は4本溝のリブタイプパターンとなり、優れたウェットグリップと静粛性を確保している。
また、「SY397」のスタッドレスパターンでは氷雪上での走行性を大幅に向上。クローズドサイプの採用とサブ溝の深溝化で氷雪上路面での制動性・駆動性を高め、センターとショルダー部の周方向にはしるISCリブ（アイスキッド・コントロール・リブ）で氷上での耐横滑り性を強化した。この結果、氷上での制動性が7％向上（従来品SY120比）している。

■「SY 397」の発売サイズ