横浜ゴム（株）（社長：冨永靖雄）のスポーツ走行用ラジアルタイヤ「アドバンA039 LTS（ADVAN A039 LTS）」が英国のスポーツカー・メーカー、ロータス社の技術承認を取得し、今年の夏に欧州で発売される「ロータス エクシージ（LOTUS EXIGE）」の標準装着タイヤに認定された。「エリーゼ190」、「エリーゼ340R」に装着されている「アドバンA038 LTS」に続く採用となる。タイヤサイズはフロントが195/50R16 84V、リアが225/45R17 90W。
「ロータス エクシージ」は2シーター、クーペタイプのミッドシップスポーツカー。アルミのメインフレームとFRP製ボディを採用した圧倒的に軽い車重と、空気抵抗を小さくするコンパクトで抑揚に富んだボディデザインが特徴。競技車両と同レベルの運動性能を志向しつつ、ストリート走行を意識した仕様となっている。
「アドバンA039 LTS」は「エクシージ」の性能を最大限に引き出すため、高いウェット性能に定評のある「アドバンA039」をベースに、ロータス社と共同で構造やコンパウンドを新設計した。ストリートで不可欠なウェット性能を確保しただけでなく、ドライ路面でのグリップをさらに高め、高速時の操縦安定性も強化している。タイヤサイドにはロータス専用タイヤであることを示すLTSのマークが入る。
なお、同車をベースとしたワンメイクレース「ロータススポーツエリーゼ・チャンピオンシップ」の競技車両にも横浜ゴムのレーシングタイヤが指定されている。タイヤサイズはフロントが190/580R16 A005(A006)、リアが230/625R17 A005(A006)。