横浜ゴム（株）（社長：南雲忠信）は、ラリー・ダートトライアル用アルミホイール「ADVAN Racing RCIII（アドバン・レーシング・アールシースリー）」をカー用品販売子会社の（株）YFC（社長：市川隆夫）を通じて8月24日から発売した。カラーバリエーションは競技色のゴールドとホワイトの2種類で、発売サイズは15×7.0J～18×8.5Jの全6サイズ。希望小売価格（税込み）は40,950円～63,000円。※RC=Rally Championshipの略

「ADVAN Racing RCIII」は、先行モデルの「ADVAN RCII」を7年ぶりに改良した鋳造1ピース、10本スポークホイール。純粋な競技用アルミホイールとして「FIA プロダクションカー世界ラリー選手権（PWRC）」での使用を前提に設計し、特に17、18インチのターマック（舗装路面）モデルはリム厚や細部の仕様に至るまで「PWRC」「全日本ラリー選手権」と同一スペックとした。また、発売サイズも「PWRC」の主力参戦車種であるランサーエボリューション、インプレッサ用は競技規定に合致した純正サイズを設定した。

開発に当たっては、競技用アルミホイールに最も重要な“決して壊れない”高剛性を追求しながら、その上で軽量化を図った。そのため「ADVAN RC」シリーズのトレードマークであった5本スポークを10本スポークに変更。フロントリム剛性を均一にすることで強度を一段と向上するとともに、より精悍なイメージを作り上げた。また、単に軽量化を図るだけでなく、瞬時にステアリングを切って車の姿勢を変える場合でもしっかりとした応答性と操縦安定性を発揮する最適なバランスを実現した。センター部には専用ロゴを焼付け転写し、無骨な競技用ホイールのイメージを払拭する高級感を醸し出している。

「ADVAN Racing RCIII」の発売サイズ