ニュースリリース

三島工場「ISO14001」を取得、来年末までに国内全工場で取得へ

1998年07月29日

  • サステナビリティ

当社の三島工場(静岡県三島市)は、この7月に環境マネージメントシステムの国際規格「ISO14001」の認証を取得しました。国内6工場の中で「ISO14001」の認証を取得したのは三島工場が初めてですが、当社では1998年末から翌年末にかけて、他の5工場でも認証取得の準備を進めています。
 三島工場は乗用車用ラジアルタイヤの専門工場で、従業員数は1998年3月末で約700名です。昨年8月に「工場環境方針」を発表、以来「ISO14001」の取得に向けた環境マネージメントシステムづくりに取り組みました。今年6月、当初計画通り審査登録機関による審査を受け、今回の認証取得といたりました。
 当社では今年、1993年に策定した「環境行動計画」を改定し環境保護活動を行っています。「ISO14001」認証取得の他に、産業廃棄物、炭酸ガス、有機溶剤排出量の削減などについて具体的数値目標を設定して活動に取り組んでいます。
 こうした活動の一環として7月には、タイヤの一生において、タイヤが起因して発生するCO2量を原材料、生産、使用、廃棄の段階に分けて数値化できる「LCA(ライフサイクルアセスメント)」手法を確立しました。この結果、タイヤに起因するCO2発生量は使用段階が全体の80~90%を占めることが明らかとなりました。
 このため、当社では低燃費タイヤの開発に努めるとともに、消費者に対してもテレビコマーシャルなどを通じて、燃費向上のためにタイヤの適正空気圧チェックを呼びかけています。