ニュースリリース

中国の杭州横浜輪胎、第4期拡張を増強

年間生産能力を510万本に引き上げ

2009年10月30日

  • 経営関連

横浜ゴム(株)(社長:南雲忠信)は、中国の乗用車用タイヤの生産販売会社杭州横浜輪胎有限公司(社長:鈴木一朗)のタイヤ工場の第4期拡張をさらに増強することとし、現在の年間生産能力300万本を510万本に引き上げることとした。投資金額は第4次拡張全体で約70億円を計画しており、2011年1月からの生産開始を予定している。

横浜ゴムは、今年7月、杭州横浜輪胎の年間生産能力を110万本増強する計画を発表した。しかし中国市場は、2009年の自動車生産台数が1,000万台を突破し、世界最大の自動車生産国になると見られるなど、好調な生産、販売が続いている。こうした中、タイヤ市場も新車向け、市販向けともに大きな伸びが期待されているため、急きょ生産能力の再増強を決定した。

杭州横浜輪胎は2002年1月に設立した中国市場向けの乗用車用タイヤ生産販売会社。工場は2003年5月に操業を開始し、以後2005年1月に第2期、2008年3月に第3期の拡張を行ってきた。現在、乗用車用、RV用、ライトトラック用タイヤを、新車向け、市販向けに生産販売している。なお横浜ゴムは、杭州横浜輪胎のほか、蘇州市に設立した蘇州横浜輪胎有限公司でも、中国国内市場向けにトラック・バス(TB)用スチールラジアルタイヤの生産販売を行っている。