ニュースリリース

省燃費で環境にやさしい「DNA ECOS」新発売

ECOタイヤ「DNA」シリーズのラインナップが充実

2000年12月14日

  • タイヤ関連
  • サステナビリティ

横浜ゴム(社長:冨永靖雄)は、車の燃費向上を図り、排気ガス中に含まれるCO2を削減する乗用車用ラジアルタイヤ「DNA ECOS(ディーエヌエー・エコス)」を1月15日から発売する。ファミリカーをメインターゲットに、DNA のスタンダードタイヤとして販売していく。発売サイズは145/70R12 69S~215/65R15 96Sの全24サイズ。価格はオープンプライス。
「DNA ECOS」は、ロングライフで定評のある従来品A200をベースに、横浜ゴム独自のシリカ入りコンパウンド「合体ゴムTM」を採用することで、燃費悪化の要因であるころがり抵抗を同タイヤに比べ約14%低減した。A200と同等のロングライフ性を維持しながら省燃費を実現することで、さらに環境にやさしいタイヤとなっている。また、低温でもゴムのしなやかさを保てるシリカの効果で、安全性の面で重要なウエット性能も大幅に向上。新設計のトレッドパターンやサイドウォールに施したグルーブで静粛性も高めた。
「DNA」は運動性、安全性、快適性といったタイヤの基本性能を高めながら、ころがり抵抗を低減することで車の燃費を改善し、CO2の削減に貢献することをめざした横浜ゴムの新しいタイヤシリーズ。98年にスーパープレミアムタイヤ「DNA ES01」「DNA ES02」、99年にスポーツタイヤ「DNA GP(グランプリ)」、2000年6月には静粛性を高めたサイレントタイヤ「DNA dB(デシベル)」を発売している。今回の「DNA ECOS」の発売で、高級輸入車から一般乗用車まで幅広く対応できるDNAシリーズのラインナップが完成した。
※「DNA」とはDriving(運動性能)、N.V.H(=Noise・Vibration・Harshness)(快適性能)、Assessment(環境性能)の頭文字を取ったネーミング

※写真をクリックすると印刷用高解像度画像がダウンロードできます。

■「DNA ECOS」の特長

●省燃費&ロングライフ(環境性能)

シリカとカーボンをあらかじめ結合させてからゴムに配合した「合体ゴムTM」(日、米、独、仏特許取得)をコンパウンドに採用。ころがり抵抗を低減し低温でもしなやかさを保つシリカの特性を最大限に引き出すことに成功し、従来商品(A200)に比べ、ころがり抵抗を約14%低減した。ころがり抵抗を抑えた分、車の燃料を節約でき、排気ガス中に含まれるCO2排出量を削減できる。また、耐摩耗性に優れたベースゴムを採用することで、タイヤ寿命の点でも、環境負荷を低減するタイヤとなっている。

●ウェット性能の向上(運動性能)

シリカ入り「合体ゴムTM」の効果で、温度の低いウェット路面でもゴムが硬くなりにくくなり、ウエット路面での制動力、コーナリンググリップが向上。

●高い静粛性(快適性能)

3次元シミュレーションを駆使して新設計したトレッドパターンがパターンノイズを低減。さらに、サイドウォールの走行時に振動する部分にグルーブを施し、車の振動周波数との共振を避けることで、タイヤノイズのもう一つの要因であるロードノイズも低減した。

■ECOタイヤ「DNA」のポジショニング

■「DNA ECOS」の発売サイズ