ニュースリリース

サイレント+エコの新・高性能タイヤ「DNA dB」新発売

2000年05月18日

  • タイヤ関連
  • サステナビリティ

横浜ゴム(社長:冨永靖雄)は、優れた静粛性で定評のあるASPEC dB(アスペック・デシベル)に、ころがり抵抗を低減し燃費を向上させる環境性能を付与した次世代サイレントタイヤ「DNA dB(ディーエヌエー・デシベル)」を6月1日から順次発売する。発売サイズは185/60R14 82H~265/40ZR17の全38サイズ。価格はオープンプライス。
「DNA dB(ディーエヌエー・デシベル)」はヨコハマ独自のシリカ入りコンパウンド「合体ゴム」を採用することで、従来商品(ASPEC dB)に比べころがり抵抗を約10%低減。これにより車の燃費が向上し、CO2の削減につながる。また、タイヤのパターンノイズだけでなくロードノイズを抑えることで、タイヤ全体の静粛性をより高めた。ウェット性能や耐摩耗性も向上させ、環境性能を付与したうえでタイヤの基本性能も向上させている。
「DNA 」は運動性、安全性、快適性といったタイヤの基本性能を高めながら、ころがり抵抗を低減することで車の燃費を改善し、CO2の削減に貢献することをめざした横浜ゴムの新しいタイヤシリーズ。第一弾として98年に高級車向けタイヤ「DNA ES01/02」、99年にはスポーツタイヤ「DNA GP」を発売しており、今回発売する「DNA dB」は第三弾となる。横浜ゴムでは、今後もDNAシリーズの商品ラインナップを拡大し、ヨコハマタイヤの平均燃費を向上させていく考え。

※写真をクリックすると印刷用高解像度画像がダウンロードできます。

■ 「DNA dB」の特長

●燃費の向上

横浜ゴム独自のシリカ入りコンパウンド「合体ゴム」(日本、米国特許取得)と低燃費二層トレッドを採用することで、従来商品(ASPEC dB)よりころがり抵抗を約10%低減。これにより、車の燃費が向上し、排気ガス中に含まれるCO2排出量を削減することができる。

●高い静粛性

パターンノイズを抑えることで高い静粛性を実現した従来商品(ASPEC dB)のパターンを踏襲。さらに、新技術「低ノイズサイドグルーブ」を採用することで、タイヤノイズのもう一つの要因であるロードノイズも低減し、タイヤ全体の静粛性を高めた。

●ウェット性能の向上

シリカを配合した「合体ゴム」は、温度の低いウェット路面でもゴムが硬くなりにくく、高いグリップ力を発揮する。

●タイヤ寿命の向上

新たに「DNA dB」用に開発した「合体ゴム」は、ゴムの分子レベルの結合力が強く、耐摩耗性が向上している。タイヤ寿命が長くなる点でも環境保護につながる。

■「DNA dB」に採用した環境技術「E-spec」

●シリカ入りコンパウンド「合体ゴム」

●シリカ入りコンパウンド「合体ゴム」
シリカとカーボンをあらかじめ結合させた「シリカ結合カーボン」を配合した「合体ゴム」を採用。シリカのメリットをよりいっそう引き出しウェットグリップを向上させながら、ころがり抵抗を低減している。(日本、米国特許取得)

■「DNA dB」の発売サイズ