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PhaseⅢにおける外部環境については、欧州債務危機によるEU域内の景気低迷と世界経済への波及が懸念されます。新興国においても一時的には欧州危機の影響を受けるものと思われますが、中期的には景気回復と成長の継続が期待されるのではないかと思います。 一方、日本については世界経済の悪化や円高の継続による輸出の低迷が懸念される他、消費税の増税による内需の低迷が懸念されますが、震災復興需要によるGDPの押し上げ効果も期待されています。 その他、PhaseⅡにおいて大きな影響を及ぼした原材料価格については、PhaseⅢの期間においても価格高騰や変動のリスクを抱えています。 当社においてPhaseⅡまでに顕在化した課題としては、タイヤ事業では世界需要の拡大に対する能力増強の遅れによるタイヤ供給不足が挙げられ、MB事業では収益性の回復はあったものの、売上高などの事業規模の面では成長不足であった点が挙げられます。 こうしたことを踏まえ、PhaseⅢではPhaseⅡまでに築き上げてきた外部環境の変化に対応できる筋肉質な事業基盤を確固たるものとしつつ、PhaseⅣ以降の飛躍に向けた足場をしっかり築くことが課題と考えています。 |
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