ニュースリリース
横浜ゴムの「507U」がいすゞのBEVフルフラット路線バス「ERGA EV」向け新車装着用タイヤの標準品に採用
2024年11月20日
- タイヤ関連
横浜ゴム(株)の低床バス専用リブラグタイヤ「507U(ゴーマルナナ・ユー)」が、いすゞ自動車(株)が2024年5月に発売したBEVフルフラット路線バス「ERGA EV」向け新車装着(OE)用タイヤの標準品として採用され、納入を開始しました。今回納入する「507U」には電動車対応商品であることを表す当社独自のマーク「E+(イー・プラス)」が付与されています。装着サイズは275/70R22.5 148/145Jです。
「507U」はEVバスでの使用を想定して、バリアフリー縁石に対応する耐久性や耐摩耗性能を向上させたほか、リトレッド(更生)性を高めたタイヤ。そのほか、低燃費性能、静粛性、ウェット制動性能も高次元で両立させています。さらに、タイヤサイドにはバッテリー搭載による高荷重やモーターによる高トルク出力への対応、エンジン音のない静かな電動車にふさわしい静粛性への対応、車両の電費・エネルギー消費効率向上、航続距離拡大への対応など電動車に特徴的なニーズに応える技術を搭載した商品であることを表す「E+」マークが刻印されています。
「ERGA EV」はいすゞが初めて開発したBEVフルフラット路線バス。ディーゼルエンジンを搭載した従来のノンステップバスと同等の乗降性を確保したうえで、BEV化によるレイアウトの自由度を生かして車室内後部の段差をなくし、フロアのフルフラット化を実現しています。
横浜ゴムは2024年度から2026年度までの中期経営計画「Yokohama Transformation 2026(YX2026)」(ヨコハマ・トランスフォーメーション・ニーゼロニーロク)においてタイヤ生産財を今後も大きな成長が期待できる事業と位置づけ、市場地位のさらなる強化を図っています。その一環として高い技術力が要求される新車装着用タイヤの納入を推進し、技術力とブランド価値の向上に取り組んでいます。