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横浜ゴム長野工場が「金属切削屑のブリケット化」で「一般社団法人産業環境管理協会会長賞」を受賞

2018年10月25日

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横浜ゴム(株)の長野工場は一般社団法人産業環境管理協会が主催する「平成30年度資源循環技術・システム表彰」において「一般社団法人産業環境管理協会会長賞」を受賞しました。受賞テーマは「金属切削屑(ダライ粉)のブリケット化」で、10月11日に機械振興会館(東京都港区)で表彰式が行われました。

長野工場はホース用の継ぎ手金具の生産およびホースと金具のアセンブリを行っています。今回、従来は外部の金属屑業者に売却していた金具生産の際に発生する金属切削粉を、鉄鋼原料用のブリケット(粉体物等を高い圧力で固めて特定形状に固形化したもの)に成型し、製鉄会社に直接販売する効率的なシステムを確立したことが評価されました。また、長い形状の金属切削屑が発生する施盤機に切削屑を一定の長さ以下に抑える破砕機を取り付け、切削屑を自動収集するとともに、付着した切削油を遠心分離機にて脱油・回収。収集した金属切削屑は圧縮・成形して鉄スクラップとして売却し、回収した切削油は再利用します。こうした一連のシステムにより、工場内の安全環境の向上や効率的な資源循環への貢献を実現しています。

「資源循環技術・システム表彰」は、廃棄物の発生抑制、再使用、再資源化に資する優れた事業や取り組みの奨励・普及を目的に1975年から実施されています。リサイクルや環境保全に関する表彰制度として最も古い歴史を持つ表彰のひとつで、経済産業省が後援しています。横浜ゴムはこれまで同表彰において「産業環境管理協会会長賞※」を2010年に2テーマ、2011年、2016年に各1テーマ、「奨励賞」を2008年、2013年、2017年に各1テーマで受賞しています。

※:2010年、2011年当時の名称は「クリーン・ジャパン・センター(CJC)会長賞」

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表彰式に出席した長野工場の米丘賢生産技術課長(左)と産業環境管理協会の冨澤龍一会長

表彰式に出席した長野工場の米丘賢生産技術課長(左)と産業環境管理協会の冨澤龍一会長