ニュースリリース

横浜ゴム、新形態の社宅・社員寮が完成、社宅、男子寮、女子寮を一体化し、コミュニケーションの活性化や災害時の対応力を向上

2017年04月10日

  • 経営関連

横浜ゴム(株)は2017年2月28日、神奈川県川崎市中原区今井西町(最寄り駅:武蔵小杉)に新しい社宅・社員寮の複合施設「シエント武蔵小杉」を建築し、3月末から受け入れを開始した。同施設は社宅、男子寮、女子寮を併せ持った新形態の施設となっているのが特長で、設計は(株)KAI都市・建築研究所(代表取締役:市村光雄氏)が担当した。

「シエント武蔵小杉」は1968年に建設された男子寮を建て直したもの。人気が高く、利便性の高い武蔵小杉という立地を社員のために有効活用するため、今回新しい複合施設の建築を決定した。改築に当たっては「社員間コミュニケーションの活性化」「災害時の安全性や対応力の向上」「社員への安全な住居の提供」の3つをコンセプトとし、社宅、男子寮、女子寮が一体となった複合施設とした。男子寮および女子寮は合計50部屋(ワンルームタイプ:22.35㎡)、社宅は30部屋(3LDKタイプ:66.12㎡)、ゲストルームは1部屋の計81部屋を備えている。また、特殊工法によりセキュリティーやプライバシーを十分に確保しながら、男女の入居希望者数に応じて男子寮と女子寮の部屋数を変更できる仕様となっている。

なお「シエント(Ciento)」とはスペイン語で“100”と言う意味。横浜ゴムの創業100周年を記念してこの名前がつけられた。

※写真をクリックすると印刷用高解像度画像がダウンロードできます。

「シエント武蔵小杉」の外観

「シエント武蔵小杉」の外観

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エントランス部分

エントランス部分

<シエント武蔵小杉の目的>

人気と利便性の高い土地を社員のために有効活用

武蔵小杉は住みたい街として上位にランクインし、さらに横浜ゴム本社や平塚製造所にも通いやすい。こうした人気と利便性の高い土地を社員のために有効活用し、快適な住環境を創ることによってモチベーション向上に繋げる。

社員間コミュニケーションの活性化

社宅、男子寮、女子寮が一体となった施設とすることで、性別や世代を超えたコミュニケーションの深化を狙う。そのため、1階には大人も子供も集えるキッチン付きラウンジ、大人が静かな空間で学習できるライブラリー、中庭やパティオなど多彩で快適な共用スペースを設けた。

大人も子供も集えるキッチン付共用ラウンジ

大人も子供も集えるキッチン付共用ラウンジ

中庭やパティオが開放感のある快適な空間を創出

中庭やパティオが開放感のある快適な空間を創出

災害時の安全性や対応力の向上

社宅・社員寮を一か所に集約することで災害時の安全性や対応力を向上。また、災害時には地域近隣の方々の避難場所として開放し、社員・地域が一体となって対応する拠点として活用する。施設内には非常発電装置、簡易井戸、非常食備蓄(入居者3日分相当)、雨水貯留水利用装置などを設置している。

社員への安全な住居の提供

横浜ゴムとして初の女子寮ともなる本施設は、プライバシーを保ちながらも災害時などは集える安全な住居を提供するために、強固なセキュリティー機能(オートロック/24時間管理体制/一般複製不可のダブルロック玄関キー/社宅・男子寮・女子寮それぞれ専用のエレベータ設置/主要箇所への防犯カメラ設置)を備えている。

地域環境への貢献

中庭、建物外周は積極的に緑化し、遊歩道やベンチ等を設置した。また、建物や植栽の照明によって明るい街となるよう安全や豊かな地域環境への貢献を目指した。

<シエント武蔵小杉の概要>