ニュースリリース

ウレタン塗膜防水材「アーバンルーフNX-3工法」で環境技術実証事業「ヒートアイランド対策技術分野」の実証番号を取得

2015年07月31日

  • 工業品関連

横浜ゴム(株)は、2成分形ウレタン塗膜防水材「アーバンルーフNX」と「アーバントップHシャネツ」「プライマーU-300KZ」の組み合わせで、環境省平成26年度環境技術実証事業(ETV)の「ヒートアイランド対策技術分野」において実証番号(051-1410)を取得した。環境技術実証事業は、環境省が募集した先進的環境技術の評価試験を行い、客観的に環境保全効果を実証することで地方公共団体や企業などへ環境技術の普及促進を後押しする事業。横浜ゴムでは、実証番号を取得したことで従来の販売先に加え、ヒートアイランド対策に取り組む施主や設計事務所などに対してより積極的に採用提案を働き掛けていく方針。なお、今回の実証結果は同省ホームページの「実証済み技術一覧」で公開されている。

環境省が行う「ヒートアイランド対策技術分野」の評価試験は、第3者機関で熱光学性能を評価し数値計算によるシミュレーションで空調負荷低減性能を実証するというもの。「アーバンルーフNX-3工法」の評価試験は、下塗り材に「プライマーU-300KZ」、中塗り材に低熱伝導率のウレタンゴム系防水材「アーバンルーフNX」、仕上げ塗料に高反射率塗料「アーバントップHシャネツ」を使用した遮熱性能と低熱伝導率を兼ね備えたウレタン系塗膜防水工法で行われた。

「アーバンルーフNX」は2015年1月に発売したビルやマンションなどの防水用途に使われるウレタン塗膜防水「アーバンルーフ」シリーズの主力商品。自社の独自試験において、その遮熱性能および一般的なウレタン塗膜防水材と比較し断熱性能を有していることを確認している。ヒートアイランド対策効果に加え、低比重(比重1.0)のため、建物の軽量化が図れることから建物の長寿命化や商品運搬時のCO2排出量を低く抑えられる。さらに、ベンゼンやトルエン、キシレンなどの有害な有機溶剤は含まないなどのメリットを備えている環境負荷低減商品である。

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「環境技術実証事業」実証済みを証明するロゴマーク

「環境技術実証事業」実証済みを証明するロゴマーク

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左から「プライマーU-300KZ」「アーバンルーフNX(A剤、B剤)」「アーバントップHシャネツ(A剤、B剤)」

左から「プライマーU-300KZ」「アーバンルーフNX(A剤、B剤)」「アーバントップHシャネツ(A剤、B剤)」

<アーバンルーフNX-3工法(クロスなし)と構成する製品一覧>

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