ニュースリリース

横浜ゴム、快適な車いす生活をサポートするクッション 「Medi-Air Sky」を新発売

空気量調整を手動で行う底付手前検知機能付エアーセルクッションを開発

2012年04月19日

  • 工業品関連

横浜ゴム(株)は、車いす用エアーセルクッション「Medi-Air」シリーズの新製品として「Medi-Air Sky(メディエアスカイ)」を開発した。発売は5月中旬を予定し、価格はオープンプライス。サイズは幅×奥行きが315×400mm、340×352mm、390×400mmの3種類を展開する。

「Medi-Air」シリーズは車いす用としては世界で初めて底付検知センサーを実用化したクッション。2010年9月に発売した「Medi-Air」シリーズの第一弾である「Medi-Air1(メディエアワン)」は、コンピュータ制御により臀部の底付き検知から部分的な除圧のための空気量調整までを全自動で行う仕様になっている。これに対し、「Medi-Air Sky」は空気量調整を手動で行う構造とし、自走可能な車いすユーザー向け製品として、「もっと気軽に、もっと自由に」外出を楽しめることをテーマに開発した。

「Medi-Air Sky」は臀部の底付きをセンサーが感知するとブザーが鳴る。その場合、ユーザーは手動ポンプでエアーセルに空気を送り込む。空気量を調整する際、ブザー音の有無で最適な量の目安が分かる仕組みになっており、空気の供給不足を防ぐことができる。さらに、こうした作業の度にユーザーの体型や体重、姿勢に合わせて座面を整えるため、最適な体圧分散状態が維持でき、特定部位への圧力集中を防ぐ。また空気式構造のクッションは他の材質のクッションに比べ体幹が不安定になりやすいが、「Medi-Air Sky」は内部の空気配管を左右で分けると共にガードセルと呼ぶ大きなセルを両側に配置することで安定した座り心地を目指している。

「Medi-Air Sky」は介護保険の福祉用具貸与対象品目(TAIS コード01077-000003、01077-000004、01077-000005)となっており、また障害者自立支援法の補装具費支給対象となる車いす用クッション(特殊空気室構造)に分類される製品となっている。なお、同製品は関連する展示会等でのサンプル展示を予定しており、専用ウェブサイト(http://www.yrc.co.jp/medi-air/)で適宜情報を公開していく。

※写真をクリックすると印刷用高解像度画像がダウンロードできます。

車いす用エアーセルクッション 「Medi-Air Sky」

車いす用エアーセルクッション 「Medi-Air Sky」