ニュースリリース

横浜ゴム、2002年度中間連結決算

2002年11月22日

  • 経営関連

横浜ゴム(株)(社長:冨永靖雄)の2002年度中間連結決算(2002年4月~2002年9月)は、売上高が1,820億9,300万円(前年同期比1.3%減)となった。当上半期の日本経済は、公共投資が前年を下回り、民間設備投資、個人消費ともに低迷した。一方海外はアジア経済は堅調だったが、米国、欧州は低調に推移した。こうした中、タイヤ部門は前年並みだったが、MB部門は国内設備投資減少の影響を受け低迷を余儀なくされた。営業利益は54億9,300万円(同5.0%減)、当期利益は19億3,200万円(前年同期比24億7,900万円増)となった。
タイヤ部門の売上高は1,280億7,100万円(同0.04%増)、営業利益は28億100万円(前年同期比15.4%増)となった。新車用タイヤは国内自動車生産が前年を上回ったことに加え、積極的な営業活動を展開した結果、販売量は増加したが競争激化により売上高は前年並みにとどまった。市販用タイヤは乗用車用は堅調だったがトラック・バス用が低迷し、販売量、売上高ともに前年をやや下回った。輸出用タイヤは順調に推移し販売量、売上高ともに前年を上回った。
MB部門の売上高は540億2,200万円(同4.5%減)、営業利益は29億1,600万円(同14.4%減)となった。国内ではビル用シーリング材は売上を伸ばしたが、高圧ホース、コンベヤベルト、橋梁用ゴム支承は前年を下回った。輸出はマリンホースが順調だったが、防舷材は伸び悩んだ。航空部品は昨年の米国同時多発テロの影響により、航空機産業が低迷し機体生産が減少したことで全体的に低調に推移した。
2002年度決算(2002年4月~2003年3月)は、売上高4,000億円(前年比0.1%増)、当期利益100億円(同35.8%増)を見込んでいる。