ニュースリリース

ヨコハマタイヤ装着車が電気自動車の歴代記録2位を樹立

世界で最も有名なヒルクライムレース

2009年07月29日

  • モータースポーツ
  • サステナビリティ

横浜ゴム(株)(社長:南雲忠信)のオフロードレースチームであるチーム・ジオランダーは、アメリカ・コロラド州で7月19日に開催された「2009パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」に電気自動車で初参戦し、電気自動車の歴代記録2位を樹立した。

今回、ドライバーには世界的なオフロードレースで活躍する塙郁夫選手を起用した。マシンはリチウムイオンバッテリー(三洋電機製)を搭載したオリジナル製作のEVレーシングバギーに、当社のSUV用タイヤ「GEOLANDAR(ジオランダー)」を装着。エントリーしたエキシビジョンカークラスで唯一、電気自動車での参戦となった。当日はスタート直前の豪雨により、慎重な走りを余儀なくされたが、大きなミスもなく電気自動車のレコード記録14分37秒に迫る14分50秒(クラス2位)でゴールした。あらゆる路面に対応する運動性能と耐久性に定評のある「ジオランダー」は安定的な走行を強力にサポートした。今回のレースを皮切りに、今後も電気自動車の普及促進と過酷なオフロードレースにも耐えうる電気自動車用タイヤの開発を目的として様々なレースに参戦していく。

今年87回目を迎える「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」は世界で最も有名なヒルクライムレースで別名「雲に向かうレース」と呼ばれている。標高4,301mのパイクスピークを舞台に、標高2,862mのスタート地点から頂上までおよそ20kmを一気に駆け上がりそのタイムを競う。ターマック(舗装路)とグラベル(未舗装路)の混在する路面や156個の様々なコーナーに加え、気温や天候の変化が激しい過酷なレースとして知られている。自動車と2輪あわせて今年は200台以上が参戦した。

パイクスピークスを走るEVレーシングバギー