10月8日(金)から10日(日)の3日間、群馬県の新たなランドマークとして誕生したGメッセ群馬で開催された「群馬パーツショー2021」。昨年はコロナ禍の影響で中止となり、2年振りの開催となった。群馬トヨタグループが主催するイベントの特徴は一般的なカーショーとは異なり、展示された最新パーツを眺めるだけでなくその場で買うことができる「トレードショー」であることだ。開催地となった群馬県はチューニングショップやカスタムショップが数多く存在することで知られ、特にクロカンやSUVなどの4WDモデルの人気が高い。今回のイベントには群馬県を中心に活動する自動車関連企業が約90社も参加し、たくさんの自動車ファンが駆け付けて大いに盛り上がった。
群馬パーツショーには最新パーツを纏ったデモカーがずらりと並び、パーツ単体ではなく装着した状態で見ることができるのも大きな魅力。ハイラックスやランドクルーザー、ジムニーなどのSUVだけでなく、スープラや86などのスポーツモデルも数多く展示されていた。
特に注目を集めていたのがヨコハマタイヤのブースだ。同社が出展したデモカーはオフロードタイヤである「ジオランダー」の生誕25周年を記念した特別な一台であり、2021年の東京オートサロンでお披露目する予定だった「日産フェアレディZ-Adventure」。都会的なベース車両をオフロード仕様へとモデファイした個性的な姿は圧巻であり、訪れたファンたちから熱い注目を集めていた。
広大な会場には自動車関連部品としてホイールやタイヤ、サスペンション、マフラー、カーオーディオ、アウトドア用品までが勢揃いし、今回のイベントだけに用意されたスペシャルプライスで商談することができる。このトレードショーの魅力は自動車関係者だけでなく一般の自動車ファンも気軽に購入できることにあり、ブースに設けられたスペースでは数多くのファンが狙いのアイテムを前に商談を行っていた。
北関東最大級のイベントとして人気の高い群馬パーツショー。年を追うごとに成長を続ける自動車の祭典は今年も大盛況のうちに幕を閉じたのである。
「日産フェアレディZ-Adventure」はヨコハマタイヤが展示した日産フェアレディZベースのオフロードモデル。ワイドなオーバーフェンダーが与えられリフトアップされた姿は圧巻だ。悪路に定評のあるGEOLANDAR M/T G003が与えられ、フロント255/75R17、リア33×12.50R17をチョイス。
群馬トヨタからは「RVパーク」のデモカーを展示。JAOS製のサスキットやINNOのSUP用キャリア、カラードグリル、リアバンパーカバー、サイドステップなどを装備したスペシャルモデル。タイヤにはGEOLANDAR X-ATをチョイスする。
人気の自動車雑誌「スタイルワゴン」で連載中の“街オフ”ハリアーも登場。アーバンRVとして人気のモデルにスマートなオフスタイルを与え、タイヤにはGEOLANDAR A/T G015をチョイス。精悍なスタイルはカスタムのお手本に。
APIOのデモカーは人気のジムニーを使った「JB64 TS4 STYLE」。ジムニー専門店ならではの玄人好みのスタイルが人気の秘訣。オリジナルのタクティカルグリルやバンパーガーニッシュが力強さを演出。GEOLANDAR M/T G003の組み合わせも渋い。
ランプメーカーであるIPFは「IPF EXP SERIES」を展示。ルーフラックやステップにLEDランプを埋め込みワイルドなスタイルにアクセントを添える。ラインXでペイントされたフェンダーには195R16C 104/102QのGEOLANDAR M/T G003を納める。
4×4エンジニアリングのブースではランドクルーザー・プラドと共に注目を集めていたのが、70ランクルの30周年記念モデルだ。クラシカルでありながらも力強さを漂わせ、その足元はクロカンフリークの憧れのホイールことBRADLEY匠とGEOLANDAR M/T G003がしっかりと支えている。
4WDのスペシャリストであるTRAILのブースで注目を集めていた「JIMNY JB74 COLLECTION」。オリジナルのバンパーにはライセンスプレート裏にWARNの小型ウインチを格納。スマートなワイルド装備。GEOLANDAR X-ATがハードさを強調。サイズはLT215/70R16をチョイス。
同じくTRAILのブースで存在感を主張していたのがハイラックスをベースに使用した「GUN125 COLLECTION」。フロントウインチバンパーとリアヒッチバンパー、スタイリッシュバー+ハードトノカバーをセット。タイヤはGEOLANDAR X-AT。サイズはLT265/70R17 121/118Q。