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FUJI 86 STYLE with BRZ 2021 | EVENT REPORTFUJI 86 STYLE with BRZ 2021 | EVENT REPORT

FUJI 86 STYLE with BRZ 2021 富士スピードウェイで「FUJI 86 STYLE with BRZ 2021」(以下86スタイル)が開催された。86スタイルはトヨタ86とスバルBRZに特化した富士スピードウェイ主催のイベントで、国内最大級。感染対策をとりながら、イベント広場を中心にさまざまな催しが行われた。

ヨコハマタイヤブース

ヨコハマタイヤはイベント広場にブースを出展。86&BRZファンに向けて、ホビータイヤとADVANレーシングホイールのPRを行った。ブースの前に懐かしのADVAN A3Aを装着したAE86の姿が。タイヤは復刻されたADVAN HF Type Dの185/70R13が装着され、オールドファン垂涎の旧車オーラを発していた。

GR86 HKS CONCEPT

今年の86スタイルの目玉は新型GR86とBRZの展示。公開されて間もない二車の注目度は非常に高く、展示車の周囲にはたくさんの人垣ができたが、それと同じくらい注目を集めていたのがHKS、トラスト、ブリッツ、キャロッセ、トムスの5社によるGR86のカスタマイズコンセプトカー。デビュー前のモデルにも関わらず、チューニングパーツが装着され、標準車とはひと味違うオーラを放っていた。

GR86 HKS CONCEPTはお得意のスーパーチャージャー仕様。GT2 7040Lをセットし、周辺パーツとのトータルチューニングにより、300ps以上を発揮する。ハイパーマックスS車高調によるローダウンや、オリジナルのエアロパーツにより、アグレッシブになったスタイリングも目を引く。
「このGR86に装着されているパーツは市販を前提にしたもので、ホイールとタイヤ、ブレーキとシート以外はHKSのオリジナルパーツが装着されています。GR86の正式発表後に量産車でテストを行い市販化する流れですが、2012年から9年分進化しているので、そこを活かしながらカスタムしていければと思っています」(HKS・近藤氏)。

HKSファンはピンとくると思うが、歴代のHKSデモカーは黒ばかり。このGR86もHKSの伝統にのっとり、黒でラッピングする案もあったそうだが、オリジナルエアロの形状がよりわかるように、白のままでカスタムすることになったという。カーボン地とピアノブラックを採用したオリジナルエアロは迫力満点で、発売が非常に楽しみ。大地に踏ん張るようにセットされたADVAN Racing GT BEYONDとADVAN NEOVA AD08R(255/30R19)の組み合わせもさすがのまとまり。

HKS Driving Performer 86 turbo

別のエリアに展示されていた現行型の86。ノーマルエンジン対応のGT4525タービンが装着されており、周辺パーツとのトータルチューニングにより、241psを発揮する。特筆すべきは純正の燃料系を使用している点。ライトなユーザーにターボならではのトルクを味わってもらうのが狙いで、エンジンルームもターボがあまり主張しすぎないように配慮されている。「なるべくリーズナブルな価格で提供したいと考えています」とHKSスタッフ。新型GR86が脚光を浴びる中でも、現行型に磨きをかけることを忘れない。タイヤはADVAN FLEVA V701で、フロントは225/40R18、リアは255/35R18。

SCREEN&D2 JAPAN 86

SCREENとD2 JAPANがコラボして開発された86。全国各地のサーキットでタイムアタックを行っており、スポーツランドSUGOでは1分27秒、鈴鹿サーキットでは2分10秒と、トップクラスのタイムをマークしている。
「うちはナンバー付きが基本で、ノーマルボディのまま限界までタイムを出せる仕様になっています。エンジンパワーは570~58S0ps。タイヤはADVAN A050で、セットアップの時はMコンパウンド、一発のタイムを狙う時はGSコンパウンドを履いています」(SCREEN・千葉氏)。
ADVAN A050のサイズは前後ともに265/35R18。きっちりノーマルフェンダーに収まっている。また、ブレーキとサスペンションはD2製。キャリパーは新作のキャリパーキットで、フロント6ポット、リア4ポット、さらにサスペンションは3WAYの減衰調整が可能なスーパーレーシングを選択している。圧倒的なパワーとともに、止まる、曲がるをしっかりおさえたこの86は、究極のストリートチューニングカーと呼べるだろう。

TM WORKS BRZ

石川県を拠点に活動するチューニングショップ、TM WORKSはデモカーのBRZを展示。エンジンはHKSの2.1リッターキットにHKS GTⅢRSタービンを組み合わせ、約480psを発揮。より高いブーストをかけられるよう、GTⅢRSタービンをウエストゲート仕様に改造している 。また、ビッグパワーに対応できるよう、フェアレディZ(Z34用)の純正ミッションを加工して装着。チューニングショップらしい、アイデアと工夫を感じる一台だ。

「HKSの2.1リッターキットで圧縮を下げ、ハイブーストをかけています。ミッションは純正だと壊れてしまうのでフェアレディZ用を流用しています。エアコンをつけて街乗りできるストリートの極限のような形です」(TM WORKS 鶴原氏)。
タイヤはADVAN FLEVA V701で、サイズはフロントがフロントが225/40R18、リアが255/35R18 。サーキットではADVAN NEOVA AD08Rを装着している。

Auto Craft 86

Auto Craftの86はオーナーカー。もともとはAuto Craftのデモカーとしてメディアの最高速企画や雑誌などに登場していたが、現在はお客さんが所有している。

「サーキットからストリートまで、2リッターのままどこまで速く走れるかをコンセプトに作ったクルマです。現在は一定の目標が達成できたのでお客さんに売却。ボルグワーナーのEFR7670タービンを装着し、ブースト1.8kgf/cm2時に560psを発揮します。また、NOSシステムも搭載しているので、さらにパワーを上乗せすることもできます」(Auto Craft白鬚氏)。
強大なパワーを路面に伝えるタイヤはAADVAN NEOVA AD08R(255/35R18)。白鬚氏曰く「NEOVAはコントロール性が高く、曲げたら曲げただけ反応してくれます。グリップ力も高いのでお客さんにおすすめしています」。今回は展示のみだったが、サーキットを走っている姿を見たいと思わずにはいられないマシンだった。

MAX ORIDO Racing

MAX ORIDO Racing レーシングドライバー、織戸学選手が主宰するMAX ORIDO Racingはヨコハマタイヤの隣にブースを出展。86/BRZ Raceレースで活躍する岡田店長がブースを切り盛りし、オリジナルグッズやパーツの販売を行った他、イベントステージ前にはADVAN NEOVA AD08R(255/35R18) を装着した86のデモカーを展示。さらにステージ上で行われたトークイベントでは、ヨコハマタイヤブース前のAE86トレノが織戸選手の所有であることが紹介され、来場者は織戸選手のAE86に対する変わらぬ思いを実感。どの“86”からも織戸選手ならではのこだわりがきっちり感じられ、多くの86/BRZオーナーがMAX ORIDO Racingのテントを訪れていた。

※注意:デモカー装着のタイヤサイズは各チューナー様による装着の一例です。車検・点検への適合を保証するものではありません。

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