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 Attack Tsukuba 2019 | イベントレポート Attack Tsukuba 2019 | イベントレポート

国際的にも注目度が高まっているタイムアタックイベント。天候にも恵まれて自己ベストタイムを更新するドライバーが続出。

2月23日に筑波サーキットコース2000で開催されたAttack Tsukuba 2019。プロドライバーから一般ドライバーまで、純粋に筑波サーキットのタイムアタックを楽しむイベントだ。
そのためクラスによって走り方が異なり、1分を切るようなプロドライバーからセミプロドライバーは、インラップとアウトラップを含めて4周だけを少ない台数で走るタイムアタック形式での走行方式。
この方法に慣れていない一般ドライバーは、時間を区切ったフリー走行形式でのタイムアタックをするクラスとなり、参加者はもちろんギャラリーも楽しめるイベントになっているところが特徴だ。また去年までは午前中で終わるイベントだったものの、今年からは午後まで含めた丸1日をかけて行うイベントへと成長。
さらにWTAC(ワールドタイムアタックチャレンジ)などで上位に入る海外からの遠征組3名も参戦し、国内外からの注目度が増しているイベントだ。

前日までは朝方に雨が降る予報だったものの、予報を覆して朝からイベント終了まで晴れとなる絶好のイベント日和。
唯一の予想外は午前10時頃には気温が10度を超えてしまうくらい少し暖かかったことくらいだろうか。
それでも自己ベストを更新した選手も多く、タイムアタック日和だったと言っても差し支えない天候の中でイベントは開催された。

その中でも注目度が高かったのは海外勢のマシンとタイム。前日の練習走行からFFマシンの最速記録を塗り替える53秒299というタイムを、カナダから来たウィリアムウアトヤング選手(Vibrant Civic)が出し、さらなるタイム更新があるのかどうかに注目が集まった。
午前中のタイムアタックではタイムを伸ばすことが出来ず、午後の1本目の走行ではエンジントラブルでタイム計測を出来ず。
懸命の修理でエンジンを直すことが出来、最後のアタックで出したタイムは53秒071(全体2位)と自己ベストを更新し、FF車の最速記録をさらなる高みへと押し上げた。

また昨年のWTACでも活躍し、ADVAN A050を使用しているファイヤー安藤選手(ESCORT Evo9)も、夕方の最後のアタックで自己ベストタイムを更新し、51秒119でこの日の全体トップのタイムをマーク。
走行前に目標としていたタイムには届かなかったそうだが、最後の最後できちんとタイムをまとめ上げる実力は1位に相応しい結果だろう。
全体3位にもADVAN A050を使用している坂東邦彦選手(AutoBahn 常陽不動産 JZZ30)が53秒680でやはり自己ベストタイムを更新。
全体4位にはエンジントラブルにより自己ベストタイム更新は出来なかったものの、ADVAN A050を使用している谷口信輝選手(Gフォースエボ)が53秒820。
全体5位にもADVAN A050を使用している島谷篤史選手(ENDLESS ADVAN RX-7)が自己ベストを更新して54秒483をマークした。

一般ドライバーの参加が多いラジアルタイヤのクラスではADVAN A052を使用している方も多く、そのうちの3名にADVAN A052のインプレッションを聞いてみました。

ひろきさん(HRKLTD S2000) ラジアルクラス TIME 1分2秒594

「A052はグリップ感が高いですね。いろいろなメーカーのタイヤを試したんですけど、縦と横のグリップに変なクセがなくてタイムも出ると思います。以前A050の中古で出した自己ベストと同じくらいのタイムが今日も出ました。唯一の欠点を挙げるとしたら値段ですけど、この性能を考えたらしょうがないのかなと思います」

みかち。さん(Rush☆みかちのSW☆MR2) なでしこクラス TIME 1分6秒075

「グリップ感が凄く良いタイヤだと思うんですけど、それ以上に扱いやすさが気に入っています。曲がるブレーキをするとあるところからゴリゴリという音が出るんですけど、そこからステアリングを切ると、スパッと頭が入ってきれいにアクセルを入れられるんです。タイヤがハンドルを切るタイミングを教えてくれる感じなので気に入っています」

さとかずさん(ブラックマンバ35) ラジアルクラス TIME 1分0秒118

「今まで他のメーカーのタイヤを使っていたんですけど、それと比べてもメッチャグリップします。熱の入りが早い印象で、縦も横も1発のグリップが凄い。
そのおかげで自己ベストを更新できました。まだ履いたばかりなのでタイヤライフまでは判らないんですけど、ショルダーが削れたりせずにきれいに減っているので印象はいいですね」

最後にAttackを運営している青木さんに、今回のイベントを無事に終えて感じた手応えと将来的なビジョンを教えて貰いました。

「元々はボクがWTACへ行って、タイムアタックで盛り上がっている現場を見て衝撃を受けたことが、このAttackというイベントをやり始めたきっかけだったんです。日本でもタイムアタックイベントで盛り上がれるんじゃないか? そういう想いから2011年にアドバン最速決定戦という名前で最初の大会を開催させてもらいました。
それがAttackというイベント名に変わり今年で8年目。ついには海外からも参加したい、タイムアタックの聖地である筑波サーキットできちんと自分のタイムを残したい、そんな参加者が出てくるまでに至りました。日本の人達はあまり知らないかもしれませんが、筑波サーキットのタイムアタックというのは海外からの注目度が非常に高いんです。
今回は海外から来て貰って楽しんで、こちらからも海外のイベントへ行って楽しむようになれば、同じようにタイムアタックを楽しんでいる人同士が世界的に繋がれる。そうやって人と人との繋がりが大きくなっていけば世界大会だって開けるかもしれないし、そうなればいいなぁ…と漠然的に思っています」

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