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第30回NAPAC走行会in富士 | CUSTOMER REPORT第30回NAPAC走行会in富士 | CUSTOMER REPORT

アフターパーツの振興を目的とした企業団体主催の走行会

2019年9月25日、富士スピードウェイでNAPAC走行会in富士が開催された。この走行会はアフターパーツの振興を目的とした企業団体、NAPAC(ニッポン・オートパーツ・アフターマーケット・コミッティー、通称ナパック)が主催している走行会。定員上限の約100台が参加し、レーシングコース(1周4.563km)でのスポーツ走行を楽しんだ。

NAPACはスポーティングパーツの品質基準であるASEAとアルミホイールの品質基準であるJAWAで構成され、両事業部合わせて158社の会員企業が名を連ねている。カスタマー向けとしては東京オートサロンや大阪オートメッセでのブース出展でおなじみ。
走行会は愛車をカスタマイズしたユーザーのために以前から開催されており、今回で30回目。受付やドライバーズミーティングが行われたメディアセンターに会員企業の製品が展示された他、パドックにはNAPAC会員企業15社が出展。
自社製品のプレゼンテーションを行った。

ドライバーズミーティングではASEA事業部の高瀬嶺生事業部長(ブリッド株式会社)のあいさつに続き、萩原正志ASEA事業部基準委員長(株式会社エンドレスアドバンス)がASEA基準について説明。
さらに会員企業から6人のプロドライバー(島谷篤史、花里祐弥、柳田真孝、佐々木雅弘、谷口信輝、片岡龍也)が参加し、富士スピードウェイの走り方をレクチャーした他、参加者を助手席に乗せての同乗走行も行った。

走行会は13時にスタート。A、B、C、3つのグループに分かれ、合計1時間(Cグループは同2時間)の走行を行った。 参加車両は国産、輸入車、新旧を問わず、バラエティ豊か。ADVANユーザーにタイヤの印象を伺ったので、紹介しよう。

ユーザー紹介1:トヨタ 86丹野敦夫さん
ADVAN A050 Mコンパウンド(255/40R17)

のタイヤでサーキットを走るのは2回目です。A050を選んだ理由? ヨコハマだからです。アジアンタイヤも履きましたが、富士のラップタイムで2分をきるためには、17インチで一番太く、一番グリップするA050しか選択肢がありません。走行中、プロドライバーが運転するロードスターを引き離すことができ、よしっと。

クルマはスーパーチャージャーの86で、年に2、3回富士を走っています。ベストは2分3秒ちょっと。あともう少しで2分切りです。

ユーザー紹介2:スバル インプレッサ 木村伸一さん
ADVAN NEOVA AD08R(235/40R18)

ネオバは温まる前からグリップし、温まってからもグリップが強いので、いいタイヤだと思います。NEOVAを選ぶ理由はグリップ力とNEOVAが好きだから。NEOVAという響きが好きで、ヨコハマのタイヤをずっと履いています。

普段は走行会でちょこちょことサーキットを走っていて、富士スピードウェイのベストタイムは2分07秒。走行中、熱があるせいで空気圧が上がるので、最初は1.8kg/cm2ぐらいからスタートし、そのまま走るようにしています。今日はちょっと今イチで、ベストタイムの更新はできませんでした。思ったよりフロントタイヤがアンダー気味で、もう少し空気圧を下げた方が良かったかも。目標はこのままの状態で2分05秒を切ることです。NEOVAをうまく使い切るセットを見つけてタイムアップしたいですね。

ユーザー紹介3:三菱 ランサー・エボリューションⅦ MKさん
ADVAN A052(255/40R17)

サーキットでの遊びをこの1台で18年やっています。タイプDとか、ヨコハマとは若い頃からの付き合いで、浮気はしていません。ヨコハマの挙動が使いやすいと自分の勝手な感覚で思い込んでいて、他から新しいタイヤが出ても手が出ません。

A052でサーキットを走るのは3回目で、A050との大きな違いは静かなこと。A052を履いたままサーキットまで走ってくるのですが、Sタイヤと比べてすごく静かです。走らない、止まらないはないし、イイ感じで入りも悪くない。A050と比較しても遜色ないですね。他社は路面の状況がリニアに伝わってくるイメージなのですが、ヨコハマさんはうまく消していて、荷重をかけると向きを変えてくれる。そんなイメージなので、遊びのクルマはヨコハマさんオンリーです。

ユーザー紹介4:BMW M3 北川研一さん
ADVAN A050 Mコンパウンド(F:265/35R18 R:295/30R18)

滑り始めがコントロールしやすいので、好きですよ。A050を使って3年ぐらい。それまでいろいろと履いてみたのですが、やっぱりこれに行き着いて。仲間もこれ以外履きません。高いとかいろいろあり、みんなで試行錯誤したのですが。

A050の魅力は減ってきてもグリップがそれほど変わらないこと。最後まで使えるような感じですよね。急激にグリップがなくなることもなく、どちらかというと緩やか。ラップタイムも緩やかにおちてくるので、対応できます。値段云々じゃなくて、クルマが壊れちゃったらもっと高いので、タイヤにお金をかけるのが一番。クルマが壊れないので私はいいと思います。

ユーザー紹介5:日産 シルビア SYさん
ADVAN NEOVA AD08R(F:225/40R18 R:235/40R18)

去年の4月から今のNEOVAを履いています。国産の他メーカーも履かせてもらったのですが、一番信頼できるタイヤです。高速域でもグリップ力が抜群で、初心者でも扱いやすい。アタックしても怖くないし、流れてもコントロールできるので、すごくいいタイヤだと思います。

今日はプロドライバーの同乗走行の後に走行を開始。天候にも恵まれ、すごく走りやすかったです。タイヤにも溝がある状態で走れて、とにかく楽しかった。富士に来たのはだいぶ前でベストタイムの記録がなく、知り合いから2分20秒は切ってねと言われていましたが、2分14秒が出ました。本当にこのタイヤのおかげです。

セッション中に赤旗が入るなど、ヒヤリとするシーンもあったが、大きなアクシデントもなく走行は無事終了。

イベントのとりには、会員企業の賞品がもらえるお楽しみ大抽選会が行われ、参加者は笑顔で富士スピードウェイを後にした。
次回のNAPAC走行会in富士は2020年3月に開催予定。興味がある方はNAPACのホームページ(https://www.napac.jp)をチェックしてみよう。