首都高の新名所「川口ハイウェイオアシス」は、家族ドライブにぴったりの広々遊べるスポットでした

首都高の新スポット「川口ハイウェイオアシス」は、PAと自然公園が一体となった施設です。高速を降りることなく、自然公園を散策したり、遊具で遊んだり、ショッピングやグルメを楽しんだりできます。今回は川口ハイウェイオアシスの見所を余すところなくご紹介。首都圏で注目のドライバーズスポットを見ていきましょう。
2022.07.29

2022年4月、首都高速川口線上りにドライブの新名所が誕生しました。旧川口PAをリニューアルオープンさせた「川口ハイウェイオアシス」は、自然公園直結型のパーキングエリア。高速を降りずに、そのまま公園で遊んだり休憩したり、思い思いの過ごし方ができるスポットです。

首都高速川口線の上りよりアクセスが可能です。また、一般道からもアクセスできるのも特徴。遠方からの旅行者のみならず、地元の憩いの場としての機能も担っています。

駐車台数や売店の面積も以前より約2倍にスケールアップし、PA単体としてもより立ち寄りやすい施設になりました。

子どもたちの遊び場が屋外にも屋内にも!

遊び盛りの子どもたちものびのびと楽しめるのも川口ハイウェイオアシスの魅力です。併設の自然公園「イイナパーク川口」と屋内型のプレイスペース「ASOBooN(アソブーン)」があるため、季節や天候に左右されることなく広々と遊べます。

「イイナパーク川口」は芝生広場に、池に、遊具に盛りだくさん

PAに併設された「イイナパーク川口」は、広々とした芝生や沼地がある自然公園です。公園内には散策路もあり、四季折々の風景を楽しむこともできます。

筆者が訪れた6月にはあじさいが満開を迎えていました。長距離ドライブに疲れた際には、散策路をのんびり歩いて全身をほぐしてもいいですね。

遊具やエリアごとに年齢別で区分されているため、親御さんも安心です。

特に小学生までが利用できる「フワフワドーム」は人気の遊具でした。裸足で柔らかいドームを駆け回る子どもたちの声が聞こえてきましたよ。小学生以下のみ利用可能な遊具ですが、大人も飛び跳ねたくなるほど楽しげなアスレチックですね。

他にも園内には、歴史自然博物館や地域物産館など、川口の文化や歴史に触れられる施設も併設されています。

大人から子どもまで、休日のひとときがより豊かになるドライブスポットですね。

屋内あそび場「ASOBooN」

さらに川口ハイウェイオアシス内には室内型の遊具施設「ASOBooN」も併設。子どもの遊びへ総合的に取り組む企業「ボーネルンド」がプロデュースした有料の施設となっています。雨の日でも思いっきり遊べるため、週末のお出かけにも組み入れやすいのも嬉しい点ですね。

「子どもが、旅するように遊ぶ場所」」をコンセプトにした場内は7つのエリアで構成されています。道路をイメージしてデザインされた床がエリアをつなぎ、親子でコミュニケーションをしながら楽しめる遊具施設です。

営業時間は平日が10時〜17時、土日・祝は10時〜18時。定休日は火曜日です。夏休みや年末年始の繁忙期は、営業時間の変更や時間制限を設ける可能性があるため、事前に最新情報をチェックしましょう。

お土産コーナーも充実! ご当地の味わいから川口鋳物まで

川口ハイウェイオアシスには埼玉を中心とした、首都圏の名産品が集まっています。お土産にぴったりな商品はもちろん、中には地元の農産物を取り扱ったコーナーも。

鋳物で有名な埼玉県・川口市を象徴するように、至る所に鋳物が展示されているのもポイントです。

訪れた地域の文化に触れられるのもPAの楽しみ方のひとつ。ぜひ川口の鋳造文化を発見してみてくださいね。

PAグルメも一新。武蔵野うどんも食べられます

広々とした食堂では、埼玉名物の武蔵野うどんや、かまどで炊いたお米を使用した丼や定食を味わえます。

「埼玉名物 肉汁うどん 小(600円)」は、がっつり歯応えのある武蔵野うどんが特徴です。お出汁も北関東風の醤油ベースで、ご当地の味わいを感じます。

一般女性の筆者は試しに小を頼んでみましたが、うどん一本一本の存在感が強く、これだけでお腹いっぱいに。ガッツリ食べたい方はぜひ並か大を!

「チキングリル丼(850円)」はトマトジンジャーソースがたっぷりと鶏もも肉にかかったイタリアン丼です。意外とボリューミーで、肉厚ながらジューシーな鶏が食欲をそそります。

おやつにおすすめなのが、併設カフェで販売している「おからドーナツ」です。甘さも控えめで、ホクホクと素朴な食感もグッド。コーヒーと合わせていただけば、運転の疲れも吹き飛ぶやさしい味です。テイクアウトも可能なので、お土産や翌日の朝食にも。

他にも、種類豊富なメニューが揃っているため、訪れた際にはぜひお好みの味を見つけてみてくださいね。

週末のご近所ドライブに「川口ハイウェイオアシス」へ

「ハイウェイオアシス」は、高速道路のPAやSAと都市公園などを一体的に整備した施設で、ここ数年で全国的にも見かけるようになりました。これまでお出かけのオマケのような存在だったパーキングエリアが、いつしかお出かけの目的になる、そんなポテンシャルを秘めた施設です。
高速を降りずにショッピングや自然散策を気軽に楽しむ、新しいPAのスタイルを体験してみてくださいね。

川口ハイウェイオアシス公式WEBサイト

https://www.kawaguchi-highwayoasis.com/

都心のオアシス、首都高のパーキングエリアを解説! 定番から超迷宮PAまで

この記事を書いたライター

大城実結


フリーランスライター・編集者。自転車や地域文化、一次産業、芸術を専門に執筆している。紙雑誌やWeb媒体問わず活動中。イラストや漫画も発表。月の半分は日本のどこかにおり、その土地の温泉や酒、食材に唸る日々が続く。

Webサイト:miyuo10qk.wixsite.com/miyuoshiro



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