
プライベート感満喫!絶景道中も楽しいキャンププラン【関東編1(富士山周辺エリア)】
一方で、ニューノーマルにおいては、「プライベート感」のある楽しみ方がポイントになるでしょう。
また、キャンプ場に向かう道中のドライブはプライベートな時間を過ごせる時です。
今回は「プライベート感」にフォーカスして、目的地であるキャンプ場のご紹介だけでなく、道中のドライブも楽しんで、余すことなく快適な時間を過ごしたい方にとって役に立つ情報をお届けしていきます。
関東近郊シリーズでは3つのエリア( 富士山周辺・伊豆・那須)で「プライベート感」 を満喫できるキャンプ場を取り上げます。今回は関東編第一弾の富士山周辺エリアです。
現地取材でまとめた記事になりますので、ぜひともご覧ください。
「絶景の富士山」プラン
富士山の絶景を楽しむことができるキャンププラン。3つのキャンプ場とルート紹介をしていきます。
1. 富士山YMCAグローバル・エコ・ヴィレッジ(静岡県富士宮市)

最初にご紹介する「富士山YMCAグローバル・エコ・ヴィレッジ」は、富士山の西側正面に位置して間に何もさえぎるものがない立地です。標高約650 メートルで敷地面積は東京ドームの約10個分 と、とにかく広くて眺望が素晴らしいことが最大の特徴。
広大な敷地全体がフリーサイトのため、敷地のどこでも富士山の眺望が楽しめてしまう贅沢なロケーションになっています。高い丘のようになっている場所からは、駿河湾が見られます。
敷地内のどこにテントを設営してもOKで、お気に入りの場所の近くまで車で入って荷物の搬入ができます。

プライベート感を楽しめるポイントはココ
プライベート感が楽しめるポイントは、広い敷地にもかかわらず、定員は上限40組(140人)に抑えていることです。
利用者間で大きな距離を取ることが可能なので、燻製をしても周囲に迷惑をかけずに楽しむことが可能ですし、楽器も周りに迷惑をかけない範囲であればOKです。
自分だけの時間を過ごしている満喫感を十分に味わえるでしょう。

ココは注意ポイント
車の敷地乗り入れで注意点。
車は、フリーサイト敷地内にずっと停め置くことができないことに注意です。荷物の搬入が終わったら専用の駐車場を使いましょう。キャンピングカーを乗り入れて使うこともNGです。
また、雨の日の後など地面がぬかるんでいる状態のときは、車でポイントを探すときに注意が必要です。ポイント探しに集中していると、場所によっては車が地面にスタックしてしまうことも。JAFを呼んで脱出する利用者も結構いるようで、気を付けたいところですね。

富士山YMCAグローバル・エコ・ヴィレッジ 公式Webサイト
絶景ルート案内
東京方面からのルート
東名高速道路 駒門PA(スマートIC)~富士山すそのパノラマロード~富士山YMCAグローバル・エコ・ヴィレッジ
「富士山すそのパノラマロード」 を通るルートは絶景の富士山をドライブで満喫できます。(以下マップのオレンジの線)
名古屋方面からのルート
東名高速道路 新富士IC~国道139号線~富士山YMCAグローバル・エコ・ヴィレッジ
国道139号線の一部は「ぐるり富士山風景街道」の1区間となっており、富士山の良い眺めが楽しめます。(以下マップのオレンジの線)
道中立ち寄りスポット情報
奇石博物館
「奇石」と呼ばれる普通の石とは違った世界中の石が展示されている博物館。
化石や光る鉱石など見た目にも面白い石の展示は、子供でも楽しめますので、プランに組み込んでみてはどうでしょうか。



奇石博物館 公式Webサイト
2. レイクロッジヤマナカ(山梨県山中湖村)


山中湖の湖畔にある静かな林間がベースになっているのが「レイクロッジヤマナカ」。
もともと広い林間であったという敷地から徒歩30秒ほどで山中湖に出られます。天気が良ければ、逆さ富士・ダイヤモンド富士が見られるという抜群のロケーションです。
春はさまざまな花々、初夏には新緑、秋は紅葉、空気が澄みきった厳冬期、など通年で見事な自然風景が楽しめます。

取材時はあいにくの天気でしたが、しんとした静かな湖の様子を味わえました。

プライベート感を楽しめるポイントはココ
プライベート感が満喫できるポイントは、何といっても林間を活用したフリーサイト。

テント設営がしやすそうな場所はそれぞれ、木が天然の壁のような役割をしており、プライベート空間が保たれています。

広葉樹の林間で明るくてさわやかな気分で森林浴ができます。
遊びにも仕事にも絶好の環境!?
山中湖に隣接しているのでSUP(サップ:Stand Up Paddleboard)やワカサギ釣りも楽しめます。トレッキングのスポットも近く、できる遊びはたくさん。最近のトレンドとして、椅子を湖畔に置いてチェアリングを楽しむ人も増えているようです。

また、ワーケーションのために利用する人向けに電源やWi-Fiなどの設備に力を入れているとのことでした。気分を変えて仕事に打ち込めるのも魅力的ですし、仕事を終わらせた直後から楽しめるのは、無駄のない時間の使い方ですね。

ココは注意ポイント
冬場は、降雪があり路面も凍結するため、スタッドレスタイヤ装着は必須です。夏タイヤを装着したまま来てしまう人もいるようで、大変危険です。4月に入っても雪が降ることがあるので、この時期に訪れる時にはスタッドレスタイヤを装着しておいたほうが安心でしょう。
昼夜の寒暖差も大きいので、夏場でも防寒具をきちんと考えておくことをおすすめします。
レイクロッジヤマナカ 公式Webサイト
絶景ルート案内
東名高速道路ルート(東京・名古屋方面共通)
東名高速道路 御殿場IC~須走道路(国道138号線)~レイクロッジヤマナカ
須走道路は、「ぐるり富士山風景街道」の一部となっており、ドライブしながら絶景の富士山を間近に眺められる区間です。(以下マップのオレンジの線)
中央自動車道ルート(東京・名古屋方面共通)
中央自動車道からのルートを利用する場合は、東富士五湖道路の富士吉田ICから山中湖ICにかけての区間が「ぐるり富士山風景街道」の一部になっている一般道と並行しており、富士山の眺めを楽しめるでしょう。(以下マップのオレンジの線)
山中湖ICを降りて少し走った先に湖沿いの道路に出ますが、目の前に広がる山中湖は目的地を前にしてとても気分が上がります。
道中立ち寄りスポット情報
石割の湯
レイクロッジヤマナカの近くには、天然温泉を檜風呂や露天岩風呂で堪能できる「石割の湯」があります。キャンプ帰りの日は、日帰り温泉を楽しんでから帰るコースが人気のようです。立ち寄ってみてはいかがでしょう。


石割の湯 公式Webサイト
3. おかえりキャンプ村(山梨県富士川町)

おかえりキャンプ村は、管理人さんの自宅隣の敷地を活用して作った一味違ったキャンプ場。
「田舎のアットホーム感」というコンセプトです。現地取材に行ってみると、
「入り口はどこ?」
「自宅のお庭が駐車場?」
「キャンプサイトはどこ?」
など「ここはキャンプ場?」と思うような雰囲気が特徴的です。
キャンプ場近くには川が流れていて、水の流れる音ですがすがしい気分になります。
なんと蛍もいるようで、運が良ければ会えるかもしれません。


管理人の堀口さんにお話を聞くと、とても気さくな方で、生粋のキャンプ好き。元々会社勤めをされていましたが、キャンプ好きが高じて自宅隣の敷地をアレンジしてキャンプ場を作ってしまった、ということです。
明るい笑顔でのお出迎えは、初めて訪問する時には安心感がありますね。

キャンプ初心者でも管理人のサポートが受けられるので、ビギナーの方にとっても心強いです。
プライベート感を楽しめるポイントはココ
おかえりキャンプ村でプライベート感ある時間を過ごせる最大の理由は、「貸し切りプラン」です。一家族のような少人数でも、貸し切り料金でサイト全体を貸し切ることが可能で、プライベートな環境でキャンプを楽しめるのが魅力です。
首都圏エリアからだと、富士山周辺の人気スポットよりもアクセスに時間がかかりますが、特にプライベート空間を重視する人にとっては、それだけ時間をかけて行くだけの価値はありそうですね。
貸し切り料金は3万円~となっています。(2022年6月1日時点の情報。正確な最新の価格情報は公式サイト記載のコンタクト先からお問い合わせください)
オープンして間もない(取材時では2年目)ということもあり、利用者はベテランキャンパーが中心で、知る人ぞ知る穴場的なキャンプ場として注目度がアップしているようです。
初級者も上級者も楽しむことができる
現在は上級者の利用が多いとのことですが、手ぶらで行ってもキャンプを楽しめる「手ぶらキャンププラン」が用意されているなど、初級者も安心して楽しめるようになっています。
分からないことがあれば、すぐ近くのご自宅にいる管理人の堀口さんに聞くことができるのも、このキャンプ場のいいところ。また、日帰り温泉やホームセンターなどの周辺施設が近く、初級者のキャンプに対するハードルを下げてくれる環境です。
おかえりキャンプ村 公式Webサイト
絶景ルート案内
東京方面・名古屋方面共通ルート
中央自動車道 双葉JCT~中部横断自動車道 南アルプス市付近~国道52号線~おかえりキャンプ村
富士山だけでなく、南アルプス市付近では南アルプスを臨む中部横断自動車道、富士川沿いを走る国道52号など、道中飽きることのない景色を楽しめます。(以下マップのオレンジの線)
道中立ち寄りスポット情報
大柳川渓谷
おかえりキャンプ村から車で10分位で行くことができる大柳川渓谷は、10のつり橋と5つの滝があり、遊歩道を歩いて散策を楽しむことができます。特に紅葉の時期の眺めは格別。ゆっくりしたいという人は「十谷(じっこく)温泉郷」に浸かって疲れを癒すのも◎です。このあたりに来たからには、必ず立ち寄りたいスポットですね。


大柳川渓谷の詳しい情報は、以下の山梨県富士川町公式Webサイトからご覧ください。
https://www.town.fujikawa.yamanashi.jp/kanko/shizen/ohyanagawa1.html
キャンプも、行き帰りの道中も
今回は、「プライベート感」をキーワードに富士山周辺エリアのキャンプ場だけだなく、道中のドライブも存分に楽しめるプランをご紹介しました。
キャンプも道中も。休日の大切な時間を快適に楽しんでいきましょう!