
SUVタイヤの選び方はとてもシンプル! タイヤの専門店・タイヤガーデン東久留米店に聞いてみた。
今回はSUVタイヤをどのように選べば良いのか、タイヤガーデン東久留米店さんにお聞きしました。「タイプが幅広いから、タイヤ選びも難しそう」と考えてはいませんか? 実はタイヤ選びの考え方はシンプルでOK。インタビューを通じて、SUVタイヤの選び方のコツを見ていきましょう。
タイヤガーデン 東久留米店

タイヤ1本からアルミセットまで、タイヤのことなら何でもお任せ。フレンドリーな店員さんたちが集う活気あるお店です。
スタッフブログやSNSも積極的に更新中。
用途が幅広いSUV
近年のSUVの動向について「かなりの数のユーザーを見かけるようになりました」と答えてくださったのは、店長の和田伸一さん。
ユーザータイプもさまざまですが、東久留米店のお客様で多いのは、子育てを卒業した世代や、趣味を楽しむ方、長距離を積極的にドライブする方だそうです。
「かなりの大荷物を積載できるので、釣りなどのアウトドア趣味を持っている方にも人気です。あとは東久留米店ならではの特徴だと思うのですが、関越道を利用して帰省される方にもSUVユーザーが多いです。長距離を走りやすいことに加えて、お土産もたくさん車載できますからね。新潟に帰省される方は、帰りに大量のお米をお土産で持たされるそうで、SUVだと安心です(笑)」
SUVはロードクリアランス(最高地上高)が高められていたりして、本来はオフロードの走行を前提に設計されているカテゴリーの車でもあります。ですが、東久留米店を訪れる多くのドライバーが走っているのは、オンロード(舗装路)とのこと。
舗装路も走りやすく、長距離運転も楽。しかも荷物をたくさん積載できるという点で、SUVはユーザーを増やし続けているのでしょう。
オンロードタイヤは総合性能で選ぶ
用途の幅が広いために、タイヤ選びの選択肢も多く感じてしまうSUV。ですが、考え方は至ってシンプルなのだそうです。
「まず、SUV用タイヤというカテゴリーから選びましょう。そして次にオンロード向けかオフロード向けの二択を選びます。こだわりのある方や車好きな方には趣味要素の高いオフロード向けタイヤを選ぶ方も少なくありませんが、一般的な乗り方をする方にはオンロード向けタイヤをおすすめします。」
ここまで絞れたら、あとはタイヤサイズを確認しながら、総合性能をチェックしてタイヤを検討していきます。
タイヤの総合性能とは、タイヤの持つ色々な性能を総合的に評価した基準のこと。性能比較には以下の8つの性能軸を用います。
- ウェット性能:濡れた路面でのブレーキ&コーナリング性能
- ドライ性能:乾いた路面でのブレーキ&コーナリング性能
- 操縦安定性:走行時のハンドルの応答性と車の安定性
- 高速安定性:高速走行時の安定性
- 乗り心地:路面からの振動が車に伝わるのを抑える性能
- 静粛性:走行時のタイヤが路面と接することで発生する音を抑える性能
- 耐摩耗性:長持ちに大切な摩擦への強さ
- 低燃費性:タイヤを転がりやすくする性能
和田さん曰く、「お客様にとってベストなタイヤは、バランスよく総合性能が備わっているタイヤです。だからこそお客様のニーズをよく考慮してタイヤをご提案します。」
ヨコハマで人気のSUVタイヤは…
タイヤガーデン東久留米店で人気のSUV用オンロードタイヤは『GEOLANDAR CV G058』と『BluEarth-XT AE61』の2製品なのだとか。それぞれの特徴を教えてもらいました。
デイリーユースから週末のロングドライブまで『GEOLANDAR CV G058』


タイヤガーデン東久留米店に来店するSUVドライバーの大半がこのタイヤを選んでいくといいます。
「まず前提として総合性能の評価が高いんですね。特に、静粛性では効果を実感したという方も多くいらっしゃいます。耐摩耗性や乗り心地にも優れているため、長持ちする上に快適なドライブを楽しめるという利点も。多少のダートなら走れるという強みもあります」
燃費を意識するなら『BluEarth-XT AE61』


一方、コンスタントに長距離を走るのであれば、『BluEarth-XT AE61』も要チェックです。
「『低燃費タイヤ』としてラベリングされた製品です。仕事などで平日もメインで使う、必ず長距離を走るという方が選ぶ傾向にあります。お仕事で毎週、東京と仙台を往復するという方もこのタイヤを選択していました」
加えてウェットグリップでも最高グレードの「a」を獲得しているため、突然の雨にも安心です。
タイヤに詳しくなくても大丈夫。店員さんに伝えてほしいこと3つ
タイヤの選び方や種類を見ていきましたが、履き替えするときもタイヤについて詳しい必要はありません。その代わり、具体的に伝えてくれると嬉しいことが3つあるのだそう。
- どこへ何をしに行くのか
- どのくらいの距離を走るのか
- どのくらいの頻度で乗るのか
例えば週末に登山をする方であれば、「週末に東京から信州方面へ登山しに行く」など、具体性を持たせると、重視すべき性能が明らかになります。使い方のビジョンが明確であればあるほど、店員さんもより適したタイヤをお薦めしやすくなるそうです。
「答えは意外とシンプルですが、一緒にぴったりのタイヤを考えましょう。履き替えを検討されている方は、ぜひ専門店に相談することをおすすめします」
高機能なタイヤで快適なドライブを
SUVの幅はとても広いものの、タイヤの選び方はシンプル。そしてオンロードタイヤであれば総合性能を軸に、乗り方によって具体的に検討していく方法がおすすめです。
ドライバーの数だけ、車の楽しみ方があります。それぞれのスタイルに合わせて、ぴったりのタイヤを見つけ出してみてくださいね。
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