隅々まで愛車をキレイに! パーツ別のお掃除方法をプロが徹底解説

洗車に関する素朴な疑問をカークリーニングのプロ・カービューティープロさんに聞いてみました。パーツ別の洗車方法について詳しく解説します!
2022.06.06

教えてくれたプロフェッショナル:カービューティープロさん

カービューティープロは、細部に至るまでクルマを徹底的に洗浄するカーディテイリング技術者を育成しているプロスクール。1984年の開校以来、約2400名ものプロを輩出し、全国400ヵ所のショップネットワークを持つ。内装や外装、エンジンルームまでのトータルクリーニング技術で、東京モーターショーといった大型展示会の裏方でも活躍中。

カービューティープロ公式サイト

タイヤとホイールは洗車のファーストステップ

洗車の工程の中でも初めにすべきなのが、タイヤ・ホイールといった足回りのお掃除です。

足回りの掃除に必要なアイテム

ボディの洗浄にも必要な中性洗剤やバケツ以外に、足回りの掃除で必要な道具は4つあります

1. ボディ用とは別のスポンジ

タイヤやホイールには地面から巻き上げられた泥や砂、ブレーキパッドのダストといった汚れが付着しています。そのためスポンジをボディ用と使い回してしまうと、スポンジに付着した汚れが塗装を傷つけてしまう可能性も。必ず足回り専用のスポンジを用意しましょう。

2. 柄の長いブラシ

ホイールの内側を掃除するのに役立ちます。手の届かない奥側も隅々まで洗浄しましょう

3. 塗料用の筆

ボルトの凹凸など細かい部分を洗うのに便利です。文具屋で売っている描画用や塗料用の筆でOK。おすすめは毛先にコシのある筆です。

4. 鉄粉除去スプレー

ホイールやキャリパーに付着した鉄粉を除去するのに使用します。中性洗剤で洗浄したあとにスプレーを吹きかけ、鉄粉を取り除きます。ひと手間増えますが、足回りの輝き方が変わるため、ワンランク上の洗車をしたい人はぜひ取り入れてみましょう。

足回りの掃除方法

足回りは前後左右の合計4箇所ありますが、一度に進めてしまうのではなく、それぞれ1箇所ずつ洗浄・拭き上げをしていきましょう。

1. 中性洗剤をたっぷり泡立て、やさしく洗浄

バケツ一杯の泡を作り、ホイール・タイヤ・タイヤハウスを撫でるように洗っていきます。ホイールは表に見える部分だけではなく、内側まで丁寧に洗っていくのがコツです。

2. 水洗い

洗剤の跡が残らないよう、隅々まで洗い流します。鉄粉を除去する場合もここで併せて行いましょう。

拭き上げ

タイヤ・ホイールの奥までも効率良く水分を除去するためにブロワーを使って乾かすのが理想ですが、ブロワーの準備が難しい場合は、吸水性の優れたタオルでを拭いていきます。ここでもやさしく撫でるように水分を拭き取っていきましょう。

洗浄後はホイール・タイヤを袋などで保護しよう

掃除が完了したホイールは新たに汚れがつかないように袋を被せていきましょう。一般家庭にあるゴミ袋でも代用可能です。

届きづらいルーフはどうやって綺麗にする?

見えなければ手も届かない、洗車時のやっかいパーツことルーフ(天井)のお掃除方法をご紹介します。

脚立はマストアイテム

ルーフの掃除に必要なのが脚立です。中にはタイヤに足を掛けてルーフを洗う人もいるかもしれませんが、タイヤの劣化にも繋がるためできるだけ避けましょう。

ルーフ用柄付きスポンジをプロは使わない

手の届かない場所も洗えるように、長い持ち手(柄)がついたルーフ用スポンジも販売されています。しかし、柄でボディを傷つける可能性があるため、カービューティープロさんは使用していません。目視しながら丁寧に手洗いするように心がけましょう。

ガラス部のお手入れ方法

ガラス部はプロの世界でも「きれいに仕上げられるようになって一人前」と呼ばれるほど難しいパーツです。

フロント・サイド・リアガラスの洗浄は運転時の安全性につながる大切な部分。シミや汚れが残らないよう丁寧にメンテナンスしていきましょう。

ガラス部のクリーニングに必要なもの

水を固く絞ったマイクロファイバータオル

汚れを拭き取るために使用します。

何度か使用したタオル

水拭きした窓ガラスを乾拭きするのに使用します。新品のタオルだと吸水性が悪いため、何度か使用したタオルがおすすめです。なお、古すぎるものだと埃がガラスに付着するため気を付けましょう。

広い面積は分割して。フロント・リアガラスの拭き方

フロントガラスやリアガラスといった面積の広い部分は、1度に拭ききってしまうのではなく、1/4に分割してそれぞれ水拭きと乾拭きを繰り返していきます。手の届かない部分は脚立などを活用して、拭き残しがないように注意します。

窓を少し開けて隅々まで磨き上げよう。サイドガラスの拭き方

サイドガラスはそのまま拭き取ると、上部分の汚れが残ってしまいます。洗車時には窓を少し下げて、普段は見えないフチまできれいに拭き上げましょう。

撥水剤を使うならクリーニングをしっかり!

洗車時にはフロント・リアガラスやサイドミラーに撥水剤を塗布する人も多いでしょう。その際は事前にしっかりクリーニングやっておきましょう。撥水剤の効果を最大限に活かすため、拭き上げ後のクリーニングを心がけてください。(油膜除去とよく言いますが、実際に完全除去するには専用のケミカルや技術が必要となります)

メリットたくさん。内装もしっかりクリーニングしよう

外装を洗い終えたら、車内の掃除もお忘れなく。気持ちの良い環境で快適にドライブをできるだけでなく、内装クリーニングは愛車を長持ちさせるメリットもたくさんあるんです。

車内掃除のメリット2つ

1. においの発生を防ぐ

クルマ特有のにおいの原因は、車内に溜まったゴミや食べ物のカス、そこから発生したカビの繁殖と言われています。発生したにおいは車内にこびりつき、一度付着するとなかなか消せない頑固なものに。普段から清潔に保つことで、においの元を断ち切ることができます。

2. 虫の発生を防ぐ

特に車内で軽食やおやつを食べる人は注意しましょう。知らぬ間に食べカスが足元に落ち、虫の繁殖源となってしまう可能性もあります。まめに掃除をすることで、虫を寄せ付けない環境を作ります。

車内の掃除方法

まずは掃除機で車内のゴミを吸い取りましょう。ハンディクリーナーを使用するのも手ですが、セルフ洗車場やガソリンスタンドのコイン掃除機を利用しても良いでしょう。シートの隙間やフロアマット、マット下など普段は見えない場所もきっちりとキレイにしましょう。

泥や油汚れがあれば、二度拭き不要のアルカリ性電解質クリーナーが便利です。どんな素材にも使用できるため、車内のクリーニングで大活躍すること間違いなしです。特に内側のドアノブは人の手がよく触れる場所なので、入念に拭き上げると良いでしょう。

もし革製シートならレザー専用クリーナーを使用するのもおすすめです。

愛車を輝かせる丁寧なセルフ洗車

手洗い洗車は手間こそかかりますが、愛車の隅々までキレイに仕上げられるのが最大の魅力です。充実したカーライフへの近道は、細かい部分までこだわり抜いたセルフ洗車かもしれませんよ。足回り、ルーフ、ガラス、内装まで徹底的に愛車を磨き上げて、快適なドライブを楽しみましょう。

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この記事を書いたライター

大城実結


フリーランスライター・編集者。自転車や地域文化、一次産業、芸術を専門に執筆している。紙雑誌やWeb媒体問わず活動中。イラストや漫画も発表。月の半分は日本のどこかにおり、その土地の温泉や酒、食材に唸る日々が続く。

Webサイト:miyuo10qk.wixsite.com/miyuoshiro



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