植樹の効果はどのように測定しているの?

平塚製造所で、CO2の吸収・固定量のモニタリングと野鳥観察を実施しています。
木は空気中のCO2を吸収して細胞壁などに固定します。木の幹の直径と高さを測ることにより、木によるCO2の吸収・固定量を推定できることが知られています。2009年4月から定期的に木の太さ・高さを測り、木が蓄えたCO2の量をモニタリングしています。
直近の平塚製造所の成長度調査の結果(樹木の成長や生存率)をベースに、横浜ゴムの千年の杜全体のCO2吸収固定量を推定しました。
その結果、横浜ゴムの千年の杜では、2021年末までに約1,576トンのCO2を吸収固定していることになります。
また、生物多様性の保全という観点から実施している野鳥の観察は、平塚市・大磯町で探鳥会を行っている「こまたん」の方の指導を受け、自発的に集まった従業員から成る「野鳥観察クラブ」のメンバーが主体となって、月に1回開催されています。現在では、飛来する野鳥も2021年度末時点で60種類に増え(野鳥観察を開始した2008年9月は12種類、2017年度末では55種類)、従業員と地元の方が楽しみながら、観察を続けています(新型コロナウイルス感染症の感染拡大により現在は事務局のみで実施中、2022年8月現在)。

千年の杜活動によるCO2吸収固定量推定値