千年の杜活動の特長は?

YOKOHAMA千年の杜活動の主な特長は、「宮脇方式」「自前の苗づくり」「従業員と地元住民による植樹」の3つです。

宮脇方式

植物生態学者で横浜国立大学名誉教授、宮脇昭氏の指導の下、植樹活動を行っています。 宮脇方式は、単なる植林とは違い、その土地本来の樹種、多種類の苗を育て、自然林に近い状態で密生して植える(混植・密植)独特の手法です。国内外でこの手法が取り入れられ、各地に森が再生しています。通常の森の再生は100年以上かかるといわれていますが、宮脇方式によると10年から20年で森の再生が可能で、植樹後3年たてば基本的には管理が不要です。
また、この手法で選ばれる樹種は基本的に常緑広葉樹が多く根が深根性・直根性のため倒れにくく、台風・地震・津波・火災などに強い環境防災保全林が創生できます。横浜ゴムの植樹は宮脇方式による植樹を各生産拠点の工場の周囲を取り囲むように植樹し、工場内外での災害時の被害を最小限に食い止める役割を有し、地元地域との共生を目指しています。

自前の苗づくり

横浜ゴムでは、土づくり・苗づくりなど、自前の杜づくりを基本コンセプトとしています。土づくりに始まり、ドングリの採取、ポット苗づくりなど、そのほとんどを従業員が行っており、自前苗の比率は、現在80%に達しています。各工場ではドングリ拾いをはじめ、播種・育苗を行い、自工場に植える苗および地域社会に提供する苗などを計画的に育てています。

従業員と地元住民による植樹

この活動は、世界各地の拠点で従業員と家族、地域住民の皆さまの参加する植樹とその後の手入れによって進められています。地域の皆さまとともに植え、育てることにより、地域社会との一体感が生まれ、地域社会での信頼性向上に寄与していきたいと考えています。また市町村などの行政の皆さまにも参加していただき、地域社会での植樹活動の支援などへの展開を図っています。