サステナビリティ経営におけるリスクと機会

環境破壊や社会課題は事業継続において大きなリスクとなる一方で、社会課題の解決に取り組むことは、新しい事業機会にもつながります。横浜ゴムは、サステナビリティ経営におけるリスクと機会を認識し、事業活動を通して地球と社会の豊かさに貢献します。

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マテリアリティ リスクと機会 横浜ゴムの取り組み

製品を通して

安心と楽しさをいつまでも届けます

<リスク>
  • 製品の安全性低下による事故・訴訟のリスク、リコール、ブランド価値の棄損
  • お客さまのニーズの変化に伴う製品需要の低下
  • 降雪の減少等による冬用タイヤ需要の低下
  • 資源価格の高騰
<機会>
  • 「CASE」「MaaS」への対応による新たなビジネスチャンス
  • お客さまのニーズの変化、規制強化への早期対応
  • リユース・リサイクルによる競争力・収益力の向上
  • 高い安全品質、環境性能のタイヤ・工業資材の製造・販売
  • カーボンニュートラル製品の製造・販売
  • バイオマスゴムの開発、リトレッドタイヤの推進
  • AI、IoT技術を活用した製品・サービスの開発(摩耗検知、路面検知、タイヤ管理、損傷予知)
  • 社会インフラを支える産業・建設車両用タイヤ、自然資本を支える農林業機具用タイヤの製造・販売
  • 温室効果ガス削減に資する工業資材の製造・販売

地球環境のために

豊かな自然を次世代へ伝えます

<リスク>
  • 環境法・規制・訴訟のリスク
  • 気候変動や大気汚染への影響、エネルギーコストの増加
  • 廃棄物・排出物による環境影響
  • 水資源の枯渇・不足
<機会>
  • 製造プロセス効率の改善によるエネルギーコスト削減
  • リユース・リサイクルによる資源価格変動リスクの低減、運用効率の向上
  • 環境保全コストの低減
  • 2050年までに自社活動カーボンニュートラルを達成
  • 2050年までにサステナブル原料使用率100%
  • YOKOHAMA千年の杜活動で2030年までに累計130万本の植樹を達成
  • 持続可能な天然ゴム調達活動
  • アグロフォレストリー農法推進・天然ゴム農家との共存共栄
  • 生産拠点での生物多様性保全活動の展開

人とのつながり

共に高め合い笑顔を広げます

<リスク>
  • サプライチェーンにおける人権侵害
  • 労働災害・自然災害・感染症等による損失と事業影響
  • メンタルヘルス不調による休業、満足度低下による生産性の低下
<機会>
  • 多様性や生活を重視した働き方改革
  • 持続的な天然ゴム調達のためのトレーサビリティの確立
  • 人材育成による能力向上と働きやすい職場づくり
  • 健康経営による優秀な人材の雇用継続
  • 人権デューデリジェンスを通じた人権侵害リスクの予防・軽減
  • CSR調達ガイドラインに沿った調達の実施
  • ダイバーシティ推進タスクの活動推進
  • 柔軟な働き方の制度拡充
  • 付加価値人材の育成と抜擢
  • 防災・安全への取り組み
  • 健康経営への取り組み

地域社会と共に

共に生き、ゆるぎない信頼を築きます

<リスク>
  • 廃棄物・排出物の環境影響による地域コミュニティの操業反対
  • 人権侵害等の発生による訴訟リスク、レピュテーショナルリスク
<機会>
  • 地域社会の環境・社会課題解決による活性化
  • 地域社会の雇用創出による経済発展への貢献
  • 高齢化・過疎化地域やニューノーマルにおけるモビリティ・サービスの変化に合わせた製品・サービスの提供
  • 地域社会での生物多様性保全活動や医療・教育等の支援
  • 地域社会での防災・災害支援活動
  • YOKOHAMAまごころ基金とNPOとの協働
  • CSR調達ガイドラインに沿った調達の実施
  • 事業展開地域での雇用創出

コーポレートガバナンス

グローバル化する社会的課題に正しく対処するための基盤を強化します

<リスク>
  • 規制や法令の順守、制度変更への対応
  • コーポレートガバナンス強化への社会要請
  • 独占禁止法、贈収賄、価格カルテル、輸出管理等への抵触
<機会>
  • 企業価値向上に向けた「攻めの経営」の実践
  • リスクマネジメント体制の強化
  • 中期業績連動報酬制度による事業計画へのコミットメントの明確化
  • 経営戦略に必要なスキルを有する多様な役員人材構成
  • ガバナンス体制の強化
  • 事業継続計画(BCP)の強化
  • コンプライアンス推進体制の整備