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横浜ゴム、2016年度第3四半期累計連結決算

横浜ゴム(株)の2016年度第3四半期累計連結決算(2016年1月1日から2016年9月30日)は、売上高が前年同期比7.5%減の4,102億円、営業利益が同38%減の189億円、経常利益が同44.7%減の143億円、親会社株主に帰属する純利益が同53.5%減の85億円の減収減益となった。需要低迷や価格下落など市場環境の悪化に加え、円高による為替変動が収益に影響した。なお、当第3四半期連結会計期間から2016年7月に買収を完了したAlliance Tire Group B.V.(以下、ATG)の業績を含めており、新たな報告セグメントとして「ATG」を新設した。

タイヤ事業は売上高3,105億円(前年同期比11%減)、営業利益166億円(同25.8%減)となった。国内新車用は年初からの自動車生産台数の減少や価格下落の影響が大きく、売上高は前年同期を下回ったが、原材料価格の下落などにより増益となった。国内市販用は需要低迷を主因に販売量、売上高は前年同期を下回ったが、新商品を相次いで投入するなど高付加価値商品を中心に販売を強化した結果、商品MIXの改善により増益となった。海外は円高や価格競争の影響が大きく減収減益となったが、海外全体での販売量は増加した。北米は全体的に堅調で、欧州は新規販路が販売に寄与するなど好調に推移したほか、中国は小型車向けの減税で自動車販売が回復し新車用タイヤが好調だった。

MB事業(ホース配管、シーリング材、コンベヤベルト、ゴム支承、マリンホース、防舷材、航空部品等)は売上高809億円(前年同期比9.8%減)、営業利益47億円(同38.5%減)となった。ホース配管は自動車用ホースの需要が低迷するなど市場環境が厳しく、売上高は前年同期を下回った。工業資材は円高に加え、国内粗鋼生産の低迷などで売上高は前年同期を下回った。ハマタイト・電材は建築用シーリング材が国内のビル着工数の伸び悩みを受けて低迷し、売上高は前年同期を下回ったものの、自動車用接着剤は海外向けが順調に推移し増益となった。航空部品は官需向けが好調となったが、民間航空機向けは円高の影響もあり低調で、売上高は前年同期を下回った。

ATGは穀物価格の下落などによる農機市場の需要低迷と価格競争が激化する中、積極的な販売活動により販売量および売上高は想定どおりに推移した。この結果、買収後の2016年7月から9月における売上高は129億円となった。営業利益は株式取得関連費用の計上やのれんなどの償却により▲28億円となった。

2016年度通期の連結業績は8月公表値を据え置き、売上高6,000億円(前年同期比4.7%減)、営業利益380億円(同30.3%減)、経常利益310億円(同37.2%減)、親会社株主に帰属する純利益200億円(同44.9%減)を見込む。なお、ATGは通期業績予想に対して売上高で270億円、営業利益で▲45億円(ATG営業利益47億円、買収関連費用▲92億円)を織り込んでいる。配当金は中間配当を1株当たり26円、期末配当を26円とし、年間で1株あたり52円を予定している。

決算ハイライト(百万円)

事業別(百万円)
*買収後の2016年7月から9月の累計

*買収後の2016年7月から9月の累計