ニュースリリース

2007年度の中間連結決算、営業利益が3.7倍に

増益を受け、中間配当1円増配へ

2007年11月09日

  • 経営関連

横浜ゴム(株)(社長:南雲忠信)の2007年度中間期(2007年4月1日から2007年9月30日)の連結決算は、売上高が前年同期比13.9%増の2,533億円、営業利益が同3.7倍の121億円、経常利益が同3.5倍の108億円となり大幅な増益となった。海外でのタイヤ販売が大幅に伸び、原材料価格の高騰や流通コストを中心とする販管費の増加を吸収した。また値上げの浸透が進んだことや、為替レートが想定より円安に推移したことも増益に寄与した。中間純利益は同3.9倍の130億円。経常利益の増加に加え、北米子会社の収益改善などに伴う税効果の認識により法人税が減少し、収益を押し上げた。

大幅な増益を牽引したのはタイヤ事業で、売上高が同16.2%増の1,887億円、営業利益は同8.0倍の90億円となった。国内の市販用が微減となったものの、海外販売が大幅に伸長。米国やアジアの子会社の収益改善も進み利益を押し上げた。MB事業は売上高が同7.7%増の646億円、営業利益が同19.3%増の30億円。コンベヤベルト、防舷材などの資源開発関連商品を中心に売り上げを伸ばした。

2007年度通期の連結決算は2007年8月9日に公表した業績予想を据え置く。売上高は前期比8.6%増の5,400億円、営業利益は同51.9%増の320億円、経常利益は同34.4%増の270億円、当期純利益は同39.3%増の228億円となる見通し。

また好調な業績を受け、中間配当を当初予定の一株当たり5円から6円に増配する。期末配当は一株当たり7円を予定しており、年間では前年度に比べ一株当たり1円増配の13円とする予定。

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