雨の日の安心感が違う

最高グレードのウェット性能「a」を実現するヨコハマの技術

クルマに乗るすべての人に、安心して運転できるタイヤを提供する。
それが、これまでもこれからも変わることのない、ヨコハマの想いです。
特にウェットでの安全性は重要と考え、ウェット性能の改善・向上を
大きな課題として研究・開発に早くから着手してきました。
惜しみない努力と情熱により、最高グレードのウェット性能「a」を業界初の200サイズ以上で獲得しました。

ウェット性能に重要な2つの要素

ウェット性能は、“ウェット排水性”と“ウェットグリップ力”の組み合わせで設計されます。

ウェット性能

ウェット排水性

  • タイヤが水膜に浮き安定感を失うと危険です。
  • ウェット排水性は、タイヤのパターン(溝)が路面の水膜をしっかり掻き分けて、接地面積を確保することで安定した走行を発揮する性能です。
  • このため、タイヤの摩耗が進んでいくと排水性が悪化していくことは想像できると思います。

主にパターン(溝)が影響

ウェット性能

ウェットグリップ力

  • もっとミクロの領域で、タイヤ表面が路面の細かな凹凸に追従することで接地面積を大きくし、安定した走行を実現するものです。
  • 制動でもコーナリングでも、排水性とは違う領域での性能を発揮させるよう、タイヤを設計していきます。
  • この場合、主にタイヤのコンパウンド開発がキーになります。

主にコンパウンドが影響

ウェット排水性の高いパターン(溝)を開発する技術

雨の日にタイヤと路面の間の水を排除するために欠かせないトレッドパターン。特に危険なハイドロプレーニング現象を防ぐために、高速走行時の排水性をいかに高めるかが重要になります。ヨコハマでは、テストコースにおける実車での計測やデータ分析に加え、高度なコンピュータシミュレーションを駆使し、排水性の高い最適なパターンデザインを開発しています。

ハイドロプレーニング現象

水の溜まった路面などを走行中にタイヤの溝が路面の水を排除しきれない場合、タイヤと路面の間に水が入り込みます。その結果、車が水の上を滑るようになりハンドルやブレーキが利かなくなる危険な現象。

テストコースにおけるウェット路面での実走行試験

最先端のシミュレーション技術を活用し、高性能・高付加価値のタイヤ開発を進めています。

ウェットグリップ力を向上するコンパウンド技術

ウェットグリップ向上の秘密は素材“シリカ”にあり。コンパウンドの中に、いかに質の良いシリカをたくさん均一に混ぜられるかが、性能を決めるキーポイントになります。ヨコハマは20年以上にわたりウェットに効くシリカの研究を重ね、シリカの効果を巧く引き出すための分散・混合技術を開発。こうして業界初となる200サイズ以上で最高グレードのウェット性能「a」を実現しました。

シリカを知る

20年以上にわたりさまざまな角度からウェットに効くシリカを研究・分析。

シリカを操る

大量のシリカを均一に撹拌できるノウハウと最新設備。

よりウェットに効く高品質シリカの採用

タイヤ用のゴムにはさまざまな素材が使われていますが、ウェット性能を高めるために欠かせないのが、シリカという素材です。一口にシリカといっても何十種類もあり、またそのグレードもさまざまで、どのシリカを選ぶかが重要なポイントになります。ヨコハマは、世界最高性能の大型放射光施設「SPring-8」で、ナノレベルの観測・検証を実施。濡れた路面への追従性を高めてウェットに効く高品質なシリカを厳選し、採用しています。

世界一の研究施設SPring-8
SPring-8( スプリングエイト、Super Photon ring-8 GeV)は、兵庫県の播磨科学公園都市内に位置する国内外の多くの企業や大学が利用する大型放射光施設。

X線により摩擦中の接地状態を観察。ゴムのしなやかな変形にはカーボンよりシリカが最適なことが明らかに。

シリカの効果を巧く引き出す分散・混合技術

ウェット性能を高める効果のあるシリカですが、ゴム(ポリマー)となじみにくいという問題があります。ヨコハマは、20年以上前からさまざまな研究・分析を繰り返した結果、より大量のシリカを小径化して、ゴム内に均一に分散させる「練り」の技術を開発しました。ウェット性能の向上と転がり抵抗の両立という、本来相反する性能を高いレベルでバランスさせることを実現。その集大成が「ナノブレンドゴム」になります。

最高グレードのウェット性能「a」のタイヤを量産する熟練の技術と最先端設備

小径化した大量のシリカを均一に分散させるためには、ゴムを練り上げる際の温度と時間のコントロールが重要になります。ヨコハマはこれまでの経験から最適な割合を算出。最新型の混合機(ミキサー)を導入し、コンピュータ制御のもと最高グレードのウェット性能「a」のタイヤを量産しています。

最新型の混合機がある新城南工場(愛知県新城市)

BluEarth-1はウェット性能「a」獲得:1サイズ