ご注意(必ずお読みください)

1.タイヤ、ホイール等の選定

  • 自動車製作者が指定した標準タイヤ又はオプションタイヤの使用を基本とし、その他のタイヤを選定される時はタイヤ販売店等にご相談ください。
  • 積雪又は凍結路では、冬用タイヤを全車輪に装着してください。夏用タイヤは、積雪又は凍結路において、冬用タイヤに比べて制動距離が長くなります。また、冬用タイヤは全車輪に装着しないと挙動が安定しません。
  • 警告サイズ、種類、構造、タイプの異なるタイヤを同一車軸に使用すると、タイヤ性能が異なるため、事故に繋がるおそれがあるので混用しないでください。
  • ホイールの選定はタイヤ販売店等に相談しタイヤサイズ及び車両に適合したホイールを使用してください。

2.適正使用と日常点検

  • タイヤに、亀裂がないか又は釘、金属片、ガラス等が刺さっていたり、溝に石その他異物を噛み込んでいないか確認してください。異物を発見した時は、取り除いてください。
  • 警告すり減ったタイヤは、運動性能が低下したり、濡れた路面や坂路(スロープ)でスリップしやすくなるなど危険です。タイヤショルダー部に交換の目安となる「交換促進マーク」表示があります。マークまですり減ったタイヤは、制動距離が長くなったり、スリップしやすくなるため、新品タイヤとお取り換えください。 使用限界マーク(▲)に達したタイヤは、車体下部が路面に接触したり、クッション性の低下によるタイヤの損傷及び車両 各部に悪影響を及ぼすなど危険です。ただちに使用を中止し、新品タイヤにお取り換えください。また、この交換促進、使用限界を示す表示は、あくまで交換の目安であって、品質保証期間・期限を 示すものではありません。環境条件、保管条件及び使用方法によって、交換促進マークまですり減っていないタイヤであっても、損傷具合により交換が必要になる場合があります。
    適正使用と日常点検
    1. ①交換促進マーク
    2. ②使用限界マーク
      タイヤ外径の87%にて設定
  • ホイールナットの緩み、脱落や、ホイールボルトの折損、変形等の異常が無い事を確認してください。
  • 警告積雪及び凍結路走行の場合は、冬用タイヤの残り溝が新品時の50%以上あることを確認してください。使用限度は接地部に冬用タイヤの摩耗限度を示すプラットホームが露出しているか否かで判断してください。溝深さが50%未満のタイヤは、冬用タイヤとしては使用しないでください。
  • 警告タイヤ損傷に繋がるおそれがあるので、車両に指定された積載量、定員を超えて使用しないでください。
  • タイヤの位置交換は、車両の使用条件に合わせて、適正な方法で定期的に行ってください。
  • ホイールには、亀裂、変形等の損傷や著しい腐食がないことを確認してください。
  • 警告カラータイヤを全輪に装着した場合、特に樹脂路面や塗料仕上げ路面を走行する車 両では静電気が帯電しやすく、何らかのショックでスパークし、火災等の重大な事故につながる危険があります。車 両 には「アースベルト」「チェーン」等を用いて、除電・放電の処置をしてください。
  • カラータイヤは黒タイヤと比べ床面を汚しにくいタイヤですが、トレッド表面に埃・塵・土砂などの汚れが付着した状態での使用は黒タイヤと同程度に汚す可能性があります。常にタイヤトレッド面と床面の清掃に努めてください。

3.運転時の遵守事項

  • 警告タイヤを傷つけるおそれがあるので、縁石等にタイヤの側面を接触させたり、凹みや突起物乗り越しなどは避けてください。
  • 警告急発進、急加速、急旋回及び急停止は危険ですので避けてください。特に、湿潤路、積雪路及び凍結路は滑りやすく、事故に繋がるおそれがあるため、急カーブでは減速するなど、状況に応じた適切な運転をしてください。
  • 走行中は、常に走行速度に応じた車間距離を確保してください。特に湿潤路、積雪路及び凍結路走行時は充分な車間距離を確保してください。
  • 警告走行中に車両が操縦不安定になったり、異常な音及び振動を感じたときは、すみやかに安全な場所に停車して、車両及びタイヤを点検してください。タイヤに変形等異常がないか確認してください。また、外観上、異常がなくても、できる限り低速で移動し、タイヤ販売店等へ点検を依頼してください。
  • タイヤのタイプやサイズを変更した場合は、タイヤの運動特性が変化するので、慣れるまでは走行速度等に注意して運転してください。
  • 冬用タイヤは積雪路及び凍結路面性能を重視しています。乾燥路及び湿潤路で使用する場合は、走行速度に注意し、急制動、急旋回等を避け、安全運転に心がけてください。
  • 警告フォークリフトや一般産業車両での使用条件は25km/h以下の速度で、比較的短距離の断続走行作業を行う場合です。ノーパンクタイヤは空気入りタイヤに比べ発熱が大きく、高速での連続長時間走行は、発熱が高くなり故障する危険があります。20km/h以上の連続長距離走行、自走による陸送・作業場間の移動でご使用の場合はご相談ください。
  • 警告車両に指定された積載量を超えた積載、かたよった積載で使用しないでください。過荷重や偏荷重はタイヤ寿命を短くするばかりでなく、タイヤ変形が大きくなることによる外傷、発熱が高くなることによる故障、ホイール割れ等の危険があります。

4.タイヤチェーン

  • タイヤチェーンは、タイヤサイズに適合するサイズのものを駆動輪又は自動車製作者が指定する位置のタイヤに装着してください。
  • タイヤにチェーンを装着して積雪又は凍結していない道路を走行すると、タイヤ、タイヤチェーン及び車両を損傷したり、スリップするおそれがあるので、避けてください。

5.車体への取付け時の注意事項

  • ホイールを外した時には、ホイールボルト、ナット、ホイールディスク等に折損、亀裂、変形等の損傷がないことを確認してください。
  • ホイールナットはトルクレンチを使用し、規定トルクで締め付けるようにしてください。インパクトレンチで締め付ける場合は、締付時間、圧縮空気圧等に留意し、締め過ぎないよう十分注意を払い、トルクレンチでの確認等を併用してください。
  • ホイールの組付けが不適切な場合、タイヤとホイール間でのスリップ又はホイール割れの原因となります。合わせホイール(2つ割リム)は、ディスク両面をズレが無いように密着させ、ボルト、ナット、ワッシャーに弛みのないよう、適正なトルクで締め付けしてください。リング式ホイール(TBホイール)はフランジ、ロックリングが正しい位置にセットされていることを確認してください。
  • 警告一度クッションタイヤ(ノーパンクタイヤ)に使用した「合わせホイール」は、空気入りタイヤには絶対に使用しないでください。亀裂等がある場合、空気充填時や走行時に大きな事故につながる恐れがあります。
  • 警告クッションタイヤ(ノーパンクタイヤ)は空気入りタイヤの2~3倍の重量があります。不自然な姿勢での持ち上げは、腰痛・足への落下・転倒等の危険があります。運搬具の使用、二人作業、転がすなどにより危険防止を図ってください。

6.タイヤの保管

  • タイヤは、直射日光、雨及び水、油類、ストーブ類の熱源及び電気火花の出る装置に近い場所などを避けて保管してください。
  • 警告クッションタイヤ(ノーパンクタイヤ)は重量物のため、高所及び高積みでの保管はしないでください。

7.焼印の押し方

  • タイヤ管理のために焼印を押すときは、タイヤの故障を避けるために、リムライン付近にできるだけ浅く押してください。

8.一般知識

  • タイヤの呼び
    タイヤサイズには以下の通りの情報があり2つの表示パターンがあります。 タイヤサイズ
    1. ①タイヤ幅/タイヤ幅サイズの表示
    2. ②内径/タイヤの内径(リム径)サイズの表記
    3. ③リム幅/適用リム幅サイズの表記
    4. ④タイヤ外径/タイヤの直径サイズの表示
  • 製造年週(タイヤセリアルの読み方)セリアル表示には4桁と5桁表示があります。 セリアル表示

    読み方 : 2014年 2月 2月の3週目 18日

    • 1桁目 年/
      ABCDEFGHIJ
      1年2年3年4年5年6年7年8年9年0年
    • 2桁目 月/
      ABCDEFGHIJKL
      1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
    • 3桁目 月週/2桁目に記された月の何週数を表示(4桁セリアルは、月週が省かれた表示になります。)
    • 4・5桁目/日付、日にちを表示

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