=News=「ADVAN A053」に195/65R15サイズを追加

ADVAN A08B

横浜ゴム株式会社は、ラリー・ダートトライアル用ラジアルタイヤ「ADVAN A053(アドバン・エイ・ゼロゴーサン)に新サイズを追加し、2016年6月8日より発売する。追加するサイズは195/65R15で、価格はオープンプライス。

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「ADVAN A053」はP-WRC(FIAプロダクションカー世界ラリー選手権)などの海外ラリーを通じて開発を進め、2006年にはプロトタイプを装着した奴田原文雄選手が北海道で開催された「RALLY JAPAN」を含む年間3勝を飾った。その後、海外市場で先行発売された「ADVAN A053」は、2013年5月に日本仕様がデビューしている。

全日本ラリー選手権には2013年の第3戦・福島がデビュー戦となった「ADVAN A053」。リタイアも続出するタフな戦いの中でその優れたパフォーマンスを遺憾なく発揮し、奴田原選手組が優勝、柳澤宏至選手組が準優勝と、デビュー戦で堂々のワン・ツー・フィニッシュを飾った。

今回サイズ追加となる195/65R15は、全日本ラリー選手権においてはJN5クラスで注目を集め第3戦の若狭で初優勝を飾ったプジョー・208 R2や、JN4クラスとJN2クラスを戦っているトヨタ・86/スバル・BRZなどに適したものとなり、各クラスでの活躍が期待される。



ADVAN A053 サイズリスト

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充実したグラベルタイヤラインアップが強さを見せる

ヨコハマタイヤでは、グラベル(非舗装路)ステージで競われるラリーやダートトライアルに向け、充実したラインアップを揃えてユーザーの戦いを支えている。硬く締まった路面から柔らかい土質まで基本的な路面の性格も場所によって大きく異なるグラベルステージ。さらに雨が降ると土質により変化の幅はさらに広がるため、路面状況に応じたタイヤ選択は勝負をわける鍵になる場合も多い。

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そんななかで中心となるのが、幅広い路面への対応を見せる「ADVAN A053」。海外の道で鍛え上げられた性能を日本の道に最適化、ハイスピードな道はもちろん、低中速コーナーでも高いトラクション能力を発揮する。同様に「ADVAN A035」も、幅広い路面対応性能で選手の走りを支えている。

次に、ダートトライアルでは特に強さを見せているのが、超硬質路面用の「ADVAN A036」。路面の砂利が掃けて硬質路面による第2ヒート勝負となることが多いダートトライアルでは、多くの選手が「ADVAN A036」のポテンシャルに信頼を寄せて装着し、勝利を掴むことがお馴染みの光景だ。また、グラベルタイヤの装着が義務となる地区戦などのラリーにおいても、多くの選手が選んでいるタイヤだ。

そして、ウェットコンディションなどの軟質路面で威力を発揮するのが「ADVAN A031」。ダートトライアルはもちろん、ラリーにおいても2015年の「RALLY HOKKAIDO」において、強い雨の中で奴田原選手組が土曜日のオープニングステージから「ADVAN A031」を選択し、序盤で大量リードを構築して優勝に貢献したことは記憶に新しい。

LINK >> 「ADVAN A053」日本デビュー特集記事 (2013年9月掲載)



UPDATE : 07.Jun.2016