横浜ゴム㈱は、ストリートラジアルタイヤ「ADVAN A08B(アドバン・エイ・ゼロハチ・ビー)に新サイズを追加し、2016年4月27日から日本で発売する。追加するサイズは255/40R18 95Wで、価格はオープンプライス。

｢ADVAN A08B」は、｢TOYOTA 86」「SUBARU BRZ」向けとして2014年3月に発売され、2015年には「NISSAN GT-R」などに向けた20インチサイズをラインナップに追加し、今回の拡充により発売サイズは全3サイズとなる。

「ADVAN A08B」は、グローバルフラグシップブランド「ADVAN」のハイパワー・プレミアムカー向けタイヤ「ADVAN Sport V105」と、ADVAN最強のストリートタイヤ「ADVAN NEOVA AD08R」のテクノロジーを応用して開発された。「ADVAN A08B」の高速域でのでの優れた操縦安定性と、ドライ・ウェット性能を高次元で両立したポテンシャルは、ワンメイクレースなどでの好成績で実証されている。

今回発売となる255/40R18 95Wは「三菱 ランサーエボリューション」や「SUBURU WRX STI」などに適合し、全日本ラリー選手権のターマック(舗装路)イベントなどでの活躍が期待される。(注：各選手権や大会により、部門やクラスによって使用が認められているタイヤの規定が異なりますので、必ずご確認の上でご使用ください)

ADVAN A08B サイズリスト

ADVAN A08Bとモータースポーツ

「ADVAN A08B」は、GAZOO Racing 86/BRZ Raceで大きな金字塔を打ち立ててきた。デビュー戦となった2014年の同シリーズ開幕戦で表彰台を独占、トップ10のうち7台を装着車が占めたのである。この鮮烈なデビューウィンはひとつの幕開けに過ぎず、ここから「ADVAN A08B」は連勝街道を独走してきた。

全国10箇所のサーキットを転戦するシリーズ、その全てで「ADVAN A08B」装着車が優勝を飾るパーフェクトウィン。そのうち5勝を挙げた谷口信輝選手がシリーズチャンピオンを獲得した。2015年のシリーズも、やはり「ADVAN A08B」が席巻。開幕戦と第2戦を制して連勝記録を「12」へと伸ばし、シリーズでは全8戦中4戦を勝利。前年に続いて谷口信輝選手が連覇を果たした。

このほか、「TOYOTA 86」「SUBARU BRZ」で全日本ラリー選手権のターマックラウンドや全日本ジムカーナ選手権を戦う多くの選手が、「ADVAN A08B」を装着して好成績をおさめてきている。