2017 SUPER FORMULA PLAYBACK (3)

2017年のSUPER FORMULAで注目を集めた外国人ドライバーたち。F1のステアリングも握ったピエール・ガスリー選手と、マカオグランプリの覇者であるフェリックス・ローゼンクヴィスト選手の活躍は、日本やアジアのみならずヨーロッパからも関心が寄せられました。このページでは、両選手から寄せられたコメントをご紹介いたします。


ピエール・ガスリー 選手 – 一生の想い出になるシーズンでした

2017年のSUPER FORMULAを振り返ってみると、まず初めて日本へ来てSUPER FORMULAでレースをすることが、僕にとっては素晴らしいチャレンジでした。

SUPER FORMULAのマシンをドライブするのも、ヨコハマタイヤを使うのも、ともに初めての経験でした。そして、鈴鹿サーキットで行われた最初の公式テストが始まったときから、マシンもタイヤもフィーリングは最高のものでした!!

もちろん、これまで経験してきたものとは多少の違いがありましたが、そこは僕自身が少し学習して適用して行きました。

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タイヤについてもう少し細かく言うと、グリップの高さとデグラデーションの小ささには、良い意味で驚かされましたね。ツインリンクもてぎとオートポリスで使ったソフトコンパウンドは、特に素晴らしいと感じました。それは、いつでもグリップが高い方が良いということに加えて、僕がこの2レースで優勝出来たからかもしれません(笑)。

この一年間は、とても良い経験になりました。今後のキャリアでも大いに役立つでしょうし、僕にとっては一生忘れられない想い出になるでしょう。



フェリックス・ローゼンクヴィスト 選手 – 思い切りプッシュ出来ました

初めての参戦となったSUPER FORMULAですが。そのパフォーマンスについて全体としては十分に満足しています。マシンもサーキットもチームも、僕にとっては全てが新しい経験でしたからね。

シーズンを通じて大きく進歩出来ましたし、あと少しで選手権のタイトルに手が届くというところまで行けました。とても楽しく、また多くのことを学んだシーズンでした。来年もまた、日本でレースが出来ればいいと思っています!!

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タイヤについては、とても良かったと思います。レースでの耐久性にも全く問題はなく、思い切りプッシュ出来ましたからね。

戦略面だけでなくドライビングの面でも、2大会で投入されたソフトコンパウンドは面白みがありました。

硬めのコンパウンドで速く走るためには、無理をしないドライビングが要求されるので、特に予選ではあまり面白くないんです。僕の希望を言えば、柔らかいほうはそのまま維持して、さらにもう一段階柔らかいコンパウンドがあると良いかもしれませんね。



次のページでは、シリーズを統括するJRPの倉下社長と、ヨコハマタイヤの開発責任者が2017年シーズンを振り返ります。