2017年は全11戦＋特別戦を全国で開催!!

現時点(2017年2月)で発表されている2017年のTOYOTA GAZOO Racing ラリーチャレンジ開催日程は、シリーズ戦の11大会に特別戦を1大会加えたスケジュールとなっている。シリーズは東西にわかれ、東は5大会、西は6大会で構成されている。

昨年までは東西にオリジナルを加えた3シリーズ制であったが、2017年は東西の2シリーズに簡素化された。参加者はいずれかのシリーズに所属することとなり、所属シリーズ4戦と非所属シリーズ1戦の合計5戦を有効としてランキングを競い合う。各大会ではクラス毎に上位6台に順位に応じた9～2ポイントが付与され、さらに完走者にも1ポイントが与えられる。これらはドライバーとコ・ドライバーそれぞれに対してとなる。

大会には既存の競技会にクラス編入されたものと、TGRラリーチャレンジの単独開催で行われるものの2種類がある。前者では西シリーズの第2戦が全日本ラリー選手権との併催となっており、多くのギャラリーから“ラリチャレ勢”の走りにも注目が集まるだろう。後者では静岡県と高知県で初めて開催されることとなり、各地でのラリー振興にも大いに貢献することが期待されるところだ。

なお、2017年もTGRラリーチャレンジはヨコハマ・モータースポーツ・スカラシップの対象カテゴリーとされている。スカラシップには1人2シリーズまで登録できることから、TGRラリーチャレンジのみへの参戦はもちろん、JAF地方選手権やJMRCシリーズをあわせての参戦を計画している方にもお薦めだ。

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2017年 開催スケジュール

8つのクラスで競われる2017年シリーズ!!

2017年のTOYOTA GAZOO Racing ラリーチャレンジは、クラス編成が一部改訂された。

まず、前身のシリーズ発足から“ラリチャレ”を支えてきた初代トヨタ・ヴィッツ(SCP10)のワンメイククラスとしてのC-1クラスは廃止され、替わってトヨタ・アクア限定のクラスが昨年のC-0から新たにC-1クラスに改称することとなった。C-2はトヨタ・ヴィッツの二代目(NCP91)と三代目(NCP131)限定、C-3はトヨタ・86(ZN6)の限定となることは昨年と同様。これら、“C”で始まるクラスは入門クラスに位置づけられ、ラリー初心者でも安心して参加出来る環境が整えられている。

一方、上級クラスと位置づけられるE-1はC-2と同じ二代目と三代目のトヨタ・ヴィッツ限定。E-2もC-3と同じくトヨタ・86限定となり、前ページで紹介した参加資格に応じて振り分けられるかたちとなる。

また、トヨタ車限定とされるE-3クラスとE-4クラスは、エンジン排気量1,500ccを境に区分される。これにより、旧C-1クラスで戦ってきた初代ヴィッツはE-3クラスに分類されることとなった。さらに全メーカーの車両が参加出来るOPENクラスにはRR規定車両が追加され、全日本選手権で数を増やしているFIA R1～R3車両も参戦出来る運びとなった。

2017年 クラス区分