2017 FIA WTCC MACAU Report

【FIA WTCC/ギア(マカオ)】

道上龍選手が日本人初の選手権表彰台を獲得、
メインレースはマカオを得意とするハフ選手が強さを見せた!!

FIA WTCC MACAU

開催日 2017年11月16日-19日
開催場所 ギア・サーキット
(マカオ)
天候 メインレース : 曇り
オープニングレース : 晴れ
路面 メインレース : ウェット~ハーフウェット
オープニングレース : ドライ
決勝周回数 メインレース : 11周
オープニングレース : 8周
(1周=6,120km)
※メインレースはセーフティカーにより13周、オープニングレースは赤旗終了により5周で成立。
参加台数 22台
FIA WTCC JAPAN

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ヨコハマタイヤがワンメイクタイヤを供給するFIA WTCC(世界ツーリングカー選手権)は、2年ぶりにマカオでの開催となった。

11月16日(木)にフリープラクティス1が、11月17日(金)にフリープラクティス2と予選、MAC3が行われた。11月16日(木)13時10分から行われたフリープラクティス1、11月17日(金)9時15分から行われたフリープラクティス2では、どちらもノルベルト・ミケリス選手がトップタイムをマークした。

13時30分から行われた予選では、Q1からクラッシュにより3回の赤旗が提示されるなど荒れた展開に。Q2でも3台がクラッシュするなど、マカオらしい展開となったが、マカオでWTCCが開催されていた頃には毎年のように勝利を重ねていたロブ・ハフ選手がポールポジションを獲得。ノルベルト・ミケリス選手、トム・チルトン選手が続いた。MAC3では、ボルボ勢がクラッシュにより満足に走行できず、ホンダが勝利。貴重なマニュファクチャラーポイントを追加している。

11月18日(土)のオープニングレースはリバースグリッドのポールポジションからスタートしたメディ・ベナーニ選手がリード。2番手のトム・コロネル選手、3番手の道上龍選手、そしてそれに続くテッド・ビョーク選手、ミケリス選手の争いとなる。

終盤以降、道上選手とビョーク選手、ミケリス選手が接近戦を展開するが、7周目のポリス・ベンドでミケリス選手がガードレールにヒットし、コースを塞ぐかたちで止まってしまう。そこに後続につけていたエステバン・ゲリエリ選手、ハフ選手らが相次いでクラッシュ。レースは赤旗のまま終了となり、5周時点の順位で成立。ベナーニ選手が優勝、2位にコロネル選手、そして道上選手が3位となり、日本人初の選手権表彰台を獲得した。

翌11月19日(日)のメインレースは、朝からの雨が残りウエットコンディションでのレースに。ポールポジションからスタートしたロブ・ハフ選手がリードを築き、ミケリス選手が続く展開となるが、3番手はチルトン選手、ゲリエリ選手の争いとなる。

9周目にはゲリエリ選手がチルトン選手をかわし3番手に躍り出るが、ファイナルラップにわずかにレコードラインを外れたゲリエリ選手の隙を見逃さず、チルトン選手が3位に。ハフ選手はマカオで通算7勝目となる勝利を飾り、ミケリス選手が2位、チルトン選手が3位となった。