【全日本カート選手権 KF部門 第9戦&第10戦/鈴鹿・南】
JKC KF Division Round 9&10
開催日 | 2015年10月17日-18日 |
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開催場所 | 鈴鹿サーキット・国際南コース (宮城県) |
天候 | 晴れ |
路面 | ドライ |
決勝周回数 | 24周 |
参加台数 | 24台 (ヨコハマタイヤ装着車 2台) |
2015年の「AUTOBACS 全日本カート選手権」、最高峰に位置するKF部門の第9戦&第10戦が、去る10月17日~18日に三重県の鈴鹿サーキット・国際南コースで開催された。今大会は東西に分かれて行われていたジュニア部門の統一競技会と併催されるため、土曜日に公式練習とタイムトライアイルを終了させる2日間での開催となった。
土曜日の午後に行われたタイムトライアルは、7分間の走行でマークされるベストタイムで競われる。上位を獲得するべく走行を開始した、ヨコハマタイヤを装着する三村壮太郎選手と小高一斗選手。事前の走行からマシンとタイヤのバランスがよく「自信を持って臨むことが出来た」と話す三村選手の言葉通り、自己ベストタイムを出すことに成功。三村選手11位、小高選手18位でタイムトライアルを終えた。
その後、タイムスケジュールは第9戦の予選ヒートへ移る。ここでは決勝ヒートを見据えてタイヤの消耗を抑えるべく、セッティングもリアタイヤに過度な荷重がかからないようにしてペース走行に徹した両選手、結果は三村選手11位、小高選手19位で終えた。
第9戦の決勝は24周、三村選手はヨコハマタイヤのウォームアップの早さを活かして序盤で抜け出すことに成功。レース中盤以降は8番手で安定した周回を重ねていく。ここまではチームと話し合ったプラン通りにレースを運んだが、終盤ではタイヤの摩耗が思いの外に進んでしまい、ペースをなかなか上げられない。それでも懸命のドライビングを重ねて11位でフィニッシュ。16位の小高選手ともども、ポイントをしっかり獲得した。
第10戦も第9戦と同じ24周での決勝レース。事前に行われた予選ヒートで三村選手は第9戦と同じく好調さを維持、一時は5番手を走行する力走を見せるが、最終コーナーの進入で他車に乗り上げられた影響でマシンにダメージを負い、無念のリタイア。このため、決勝は17番手よりスタートすることとなった。
三村選手は得意のスタートでポジションアップを試みるも、スタート直後の1コーナー、3コーナー立ち上がりでクラッシュ等のアクシデントが発生。それを避けるために、やむなくポジションを落としてしまった。
だが、そこから諦めることなく追い上げを展開、5周目には11番手までポジションを回復した。中盤以降は周囲がペースを落とす中、ヨコハマタイヤが持つアドバンテージを活かして最後の最後までポジションアップを試みた結果、三村選手12位でチェッカー。三村選手は、2戦連続でポイントを獲得して一年を締めくくった。
【今回の成績 : 第9戦 11位 / 第10戦 12位】
タイム重視のタイヤかライフ重視のタイヤかで悩み、タイム重視のソフトコンパウンドを選んでタイムトライアルに臨み、手応えのあるラップを刻むことができました。しかし、第9戦の決勝では摩耗に苦しむこととなってしまいました。第10戦の決勝では思うようにペースが上がらず、順位を上げていくとことができませんでしたが、2戦ともポイントを獲得することはできたので良かったです。今シーズンを通して悩まされていた問題は改善されてきていますし、今回のレースでは使用していないタイヤがテストでとてもよく、来年に向けて希望を持てる要因となっています。