About Japanese Gymkhana Championship


「モータースポーツの玄関口」とも言われるジムカーナは、ダートトライアルと並んでB級ライセンスで出場できる敷居の低さから、全国に多くの愛好家を有するカテゴリーだ。そんなジムカーナの最高峰が全日本ジムカーナ選手権、2015年は全8戦が北海道から九州までを転戦して開催される。さらに最終戦の後には、地区戦で優秀な成績をおさめた選手と全日本ドライバーが出場するJAF CUPも行われる。

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1000分の1秒を競い合うジムカーナは、決められたクローズドコースを1日に2回走行してベストタイムを競い合う。会場は主にミニサーキットが舞台で、コースにはスラロームやターンが設けられ、まさにマシンを手足のように操る洗練されたドライビングテクニックが求められるところ。パイロンタッチや脱輪にはペナルティが加算されるが、この一寸手前のギリギリを狙う全日本ランカーたちの走りは、モータースポーツの神髄を見られる機会だ。

車両は改造範囲の狭いPN部門から、N1、SA、改造範囲の広いSC部門までに分類され、さらにエンジン排気量などで区分されて全11クラスが設けられている。特に近年はPN部門への参加が増加傾向にあり、この部門だけでもコンパクトカーからスポーツカー、4WDターボのハイパワーマシンまで、多彩な車種ラインナップが競い合っている。


タイヤ・インフォメーション

ジムカーナはおよそ90秒という短いコースで競い合う。その中には前述の通りスラロームからターン、ハイスピードコーナーまで多種多様な要素が織りまぜられているが、ひとつの特徴として停止状態からの全開加速を求められ、このスタートダッシュはタイヤのポテンシャルが試されることになる。

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ヨコハマタイヤ勢はADVAN A050、ADVAN NEOVA AD08Rを武器に戦うが、2014年は6つのクラスでチャンピオンを獲得した。その顔ぶれを見ても駆動方式や車両特性はさまざま。FF(前輪駆動)のホットハッチからMRやFRといった後輪駆動のスポーツカー、そして4WDターボのハイパワーマシンまで、車種を選ばない強さを改めて知らしめる結果となった。

さらに競技の現場では、その時の気温や路面温度などコンディションによって、ADVAN A050ではG/SとG/2Sいずれのコンパウンドを使うのがベストが難しい場面もある。こうした時にヨコハマタイヤは経験豊富なサービススタッフが適切なアドバイスをして選手を勝利に導くことも多く、充実したサービス体制もヨコハマタイヤを選手が選ぶ大きな要素となっている。

UPDATE : 27.Feb.2015