About Japanese Dirt-Trial Championship


舗装されていないクローズドコースを舞台に速さを競い合う、ダートトライアル。B級ライセンスで参加出来るスピード行事に分類されており、参加型モータースポーツとして全国各地の専用コースで多くの競技会が開催されている。そんな中で最高峰に位置づけられるのが全日本ダートトライアル選手権。2015年は8大会が開催されるほか、地区戦の成績優秀者などと全日本ドライバーが同じ土俵で戦うJAF CUPがシリーズ全戦終了後に催される。

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競技は1台ずつが、同じコースを2回走行してベストタイムを競い合う。走行前には選手が自らの足でコースを確認する慣熟歩行の時間が設けられ、コースコンディションの見極めをここで行う。特にダートトライアルでは路面状態に最適なタイヤを選択することが勝負を大きく左右するため、土埃防止のための散水も見越したタイヤ選択がポイントとなる。

車両は改造範囲の狭いPN部門から、N部門、SA部門、SC部門、そして最も改造範囲が広いD部門に分類される。さらにD以外はエンジン排気量などにより細分化され、全9クラスを設定。このうちSC部門とD部門はナンバーの無い競技専用車両、PNとN、SAの各部門はナンバープレートのついた車両である。


タイヤ・インフォメーション

ダートトライアルは非舗装路での戦いということもあり、コースによって路面特性の違いも大きい。軟質路面から硬質路面まで多種多様であり、天候という要素のほかに出走順によって路面状態が変化することも多い。そのため、自分が走行するタイミングに最適なタイヤの選択が必要となる。

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ヨコハマタイヤでは硬質路面用のADVAN A036、幅広いコンディションに対応するADVAN A053とADVAN A035、軟質路面用のADVAN A031というラインナップで選手の走りをサポート。多くの車両が1本目を走行して路面の砂利が掃けた2本目のトライでは、硬質路面用のADVAN A036が圧倒的なグリップ力を発揮することも多い。

また、ラリーで定評あるADVAN A053やADVAN A035は、路面コンディションへの対応幅の広さが特徴。散水などでウェットとなった場合や、ここからドライへ転じる過程の難しい場面などでも、確実に路面を捉えるポテンシャルが選手の信頼を集めている。

UPDATE : 27.Feb.2015